■教育基本法「改正」が変えてしまったもの■ 最低限の教育の目的を定め、あとは、「あり得べからざる教育」 […] を排除するという考え方から、重要な徳目を加算していく「ポジティブリスト」の発想への転換を意味する。 […] 「あり得べからざる教育」を排除する「権力拘束規範」としての性格を持っていたからこそ、改正前の教育基本法は、「空気」のような存在だったのである。 […] ところが、その性格が根本的に変わってしまう。 […] それが、教育基本法改正後の教育がさらされることになる世界である。 教育基本法改正というのは、このような法の根本的な方針(「~するな」から「~しろ」)への転換でした。 この点は意外に知られていないかもしれません。 ■2007年当時のこの問題、今も続いてるのよ orz■ 文科省の調査では、「指導力不足教員人事管理システム」にのっている教員は五〇六名であり、そのうち一三一名が分