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2012年2月18日のブックマーク (2件)

  • ララビアータ:プラトンの『メノン』 - livedoor Blog(ブログ)

    メノン プラトンの『メノン』の新訳が、渡辺邦夫さんの翻訳で、光文社文庫から出た。 一読したところ、とても素晴らしい訳業だと感じた。光文社文庫は、古典の新訳を次々に出すというたいへん意欲的な試みをしている。渡辺氏の訳は、非常に自然な日語でわかりやすいばかりではない。ごく最近の国際的な学術的研究成果を踏まえた格的なものでもある(らしい)。私自身、古典学の最近の動向を知らないので、これは訳者あとがきからの知識である。 加えて、文と同じくらい浩瀚な解説がついている。この訳業の大きな特徴はこの点であろう。 このような高い水準の翻訳が一級の古典に新たに加えられたことを、読者の一人として喜ぶとともに、渡辺氏の学者的良心と出版社の炯眼を賞賛したい。 ただここでは、氏の解説を読んで感じた私自身の違和感や批判的考察を中心に記しておきたい。もちろん、このような違和を感じさせてくれるということ自体が、私自身

    lotus3000
    lotus3000 2012/02/18
    ギリシアと現代を結びつけるもの。ポリス的なものが衰退するなかで反ポリス的なものに展開せざる得なかったソクラテス。そして希望が傭兵たらざるえなかったメノン。
  • ポジティブ・アレルギー 自己責任の根っこを踏みにじりながら「自己責任」と唱える行為について

    物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応 2024 . 07 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031» 2024 . 09 自己責任は、選択(行動)の自由が保証され、その選択の判断のために必要となる情報が出来うる限り開示されている、という二つの条件を満たしていて初めて成立する。 実際には、自由意志による自己決定自体が虚構の産物であり、それを根幹としている自己責任はその根っこの部分に大きな瑕疵を抱えているということになるのだが――まあそれはさておき、自己責任というベクトルを重んじるということは、同時に情報開示や選択・行為の自由を重んじるということでもある。 --------------------------------------------- よっ