永富博道さんの証言 「南京大虐殺はなかった、と言う人がいます。しかし私はその時、南京で中国人を殺し、多くの虐殺を見聞きしました。その後も、私は中国でたくさんの民間人を殺しました。自分の罪行を皆さんに話すことが、生かされた私の使命」 https://t.co/fKrHVhIn5P
軍のなかの腐ったリンゴ このところずっと船戸与一さんの『満州国演義』や辺見庸さんの『1★9★3★7』を読んでいたせいだろうか。先の戦争のことが妙に気にかかる。 前にふれたが、私は20年前、太平洋戦争に至る経緯を調べたことがある。陸軍の元エリート参謀たちに話を聞いて回った。そのとき痛感したのは、軍隊とは、正気と狂気の間をさまよう集団だということだった。 もし彼らが正気を保っていたら、あんなに広大な中国を制圧しようとしたり、圧倒的な国力の米国に戦いを挑んだりしただろうか。狂気が軍隊を覆っていたからこそ、日本は無謀な戦争に突き進んだのだろう。 問題は何が軍隊を狂わせたのか、である。それがはなはだ莫としていて、つかみどころがない。日本には、ナチスドイツの反ユダヤ主義のような明確な意志もなければ、ヒトラーのような独裁者も見当たらない。 満州事変―日中戦争の勃発―太平洋戦争へと戦線が拡大していく過程の
本書『慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件』は、大正4年(1915)の暮れ、北海道苫前村三毛別(さんけべつ)の開拓地に突如現れ、8名もの人を食い殺した三毛別羆(ひぐま)事件の真相を初めて明らかにした傑作ノンフィクションとして関係者の間では、非常に高い評価を受けてきた。著者の木村盛武氏は林務官という仕事の傍ら、ときに怒鳴られ、門前払いを食らいながらも、事件の生存者からの聞き取りを続け、執念で事実を掘り当てた。奇しくも事件から100年を迎える今年、特別編集版として文春文庫のラインアップに新たに加わる事を受けて、改めて木村氏にお話をうかがった。 ――三毛別羆事件は、日本のみならず世界史的にみても類を見ない、まさに史上最悪の熊による食害事件として異彩を放っていますが、木村さんがこの事件に興味をもたれたきっかけは、どういうものだったのでしょうか? 初めてこの事件のことを林務官だった父から
と題したSlate記事(原題は「Donald Trump Is a Fascist」)をJamelle Bouieが書き、ウンベルト・エーコの挙げた14のファシズムの特徴*1のうち、以下の7つが特に良く当てはまる、としている(マンキュー経由のロス・ドウザット[Ross Douthat]NYT論説経由)。 「行動のための行動」への信仰 考えることは去勢の一形態と見做される 「分析的批判」への不寛容 意見の不一致は非難の対象となる 徹底した「差異への恐れ」 指導者は「侵入者」を告発する 個人および社会のフラストレーションに訴えかけること 特に、政治的に見下されたと感じ、社会的に下位の層からの圧力に怯える「鬱屈した中間層」に訴えかける 内外の敵に対し国粋主義的な同一性で対抗すること 陰謀という妄執 「敵のこれ見よがしの富と力」に対する屈辱感 大衆的なエリート主義 すべての市民は世界の選良の一員で
ハーバー・ビジネス・オンライン 政治・経済 リポート「改憲1万人集会」/「国歌斉唱」と「リベラル揶揄」だけで支えられる一体感――シリーズ【草の根保守の蠢動 第24回】 前回も触れたように、この大会の内容そのものに特筆すべき新奇なものはない。櫻井よしこ、ケントギルバート、百田尚樹、細川珠生といった一連の登壇者の顔ぶれもいつもと同じで、速報する価値はない。登壇者の顔ぶれが知りたければ、ポスターでも見ていればいい。一万人前後しか参加者のいないリベラル陣営の集会で、大江健三郎や澤地久枝が登壇することに、速報として報道する価値がないのと同じだ。 登壇者の発言内容も、十年一日のごとく一緒。何の代わり映えもない。確かに、現職の総理大臣たる安倍晋三が「改憲集会」にビデオメッセージを寄せたことは、強く批判されるべきだろう。公務員の憲法尊重擁護義務はどうなったのだと。しかし安倍政権の立憲主義軽視路線は今に始ま
2016年のアメリカ大統領選挙向けた共和党候補者レースでトップを走るドナルド・トランプ氏が、「(カリフォルニア州で起きた銃乱射事件ついての真相が明らかになるまで)すべてのイスラム教徒の入国を拒否すべきだ」と発言し、物議を醸している 「米トランプ氏 『イスラム教徒の入国禁止を』」(2015年12月8日 NHK) さすがにこの発言は共和党も庇いきれず、同党選出のポールライアン下院議長は「共和党はそんな政党ではない」「これは保守主義ではない」とするコメントを発表した。 “Priebus, Ryan and McConnell rip Trump anti-Muslim proposal” (2015年12月8日 CNN) さらに辛辣な批判を展開したのは、ホワイトハウスだ。 現地時間8日の記者会見でジョシュ・アーネスト大統領報道官は、「(トランプ氏は)大統領の資格を失った」と指摘。さらに同氏を“c
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く