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2019年4月10日のブックマーク (3件)

  • 精神科病棟を、入院とはべつの賃貸物件にできるか - Freezing Point

    《精神科病床が住居に? 長期入院は減らせるか》(NHKクローズアップ現代) 精神科の関連施設をめぐる議論は、多くが規範的です(患者さんを受け入れる「べきだ」)。先日も小児科医による反対運動が問題になりましたが(参照)――この医師を「規範的に」糾弾するだけでは、具体的にどう調整していくかが見えにくい。 左派系の議論は、規範的な誤りに見えるものを凄まじい憎悪表現でぶちのめそうとするので(左派のヘイトスピーチ)、持続的な関係調整を前提にした議論になりにくいのですね。いわば、ソーシャル・ワーカー的な配慮が見られない。 「迷惑」というのは、双方向的です。 患者さんがかける迷惑もあれば、古い地域住民が患者さんにかける迷惑もある。どっちかが過剰に我慢するというのも変な話です。――ところが、これを左派的に論じてしまうと、「住民はひたすら我慢せねばならない」みたいな、一方的な議論になりませんか。*1 規範的

    精神科病棟を、入院とはべつの賃貸物件にできるか - Freezing Point
    lotus3000
    lotus3000 2019/04/10
  • 動詞的・身体的な技法の多様性 - Freezing Point

    理論と規範ではなく、技法論的な当事者性から考えたい。 そういう私の視点にとって大事な話をしている論考から引用メモ。*1 野口裕之「動法と内観的身体」(PDF)より 先人達が拓いた無形の遺範でありながら、現在は既に風化しつつあるこの伝統的身体運動を、私は〈動法〉と呼び、〔…〕日文化は動法を土壌として咲いた花である。 それぞれの文化に特有の身体運動があるなら、それは「動法の多様性」というふうに言えるんだと思う。これは民族名など「名詞の多様性」を基礎に据えるのとは別の、いわば動詞的な技法の多様性を吟味するものだろう。 私にふさわしい技法は、あなたにはふさわしくないかもしれない。それぞれに適した技法は、身体その他、さまざまな要因に規定される。運動イデオロギーで支配するような全体主義は、いわば技法論的にこそ(そのつど個人的に)修正される。そのような技法論的修正に場所を与える環境が望ましい。 野口

    動詞的・身体的な技法の多様性 - Freezing Point
    lotus3000
    lotus3000 2019/04/10
  • 和語では、動詞が名詞化されにくい - Freezing Point

    名詞で考えるのではなく、動詞中心の試行錯誤に変えてゆくべきだ ――という提案(参照)に関連して、あれこれ資料を探しています。*1 翻訳語成立事情 (岩波新書 黄版 189) 作者: 柳父章出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1982/04/20メディア: 新書購入: 16人 クリック: 70回この商品を含むブログ (57件) を見る以下、同書からの引用。 「存在」は古く漢籍で使われているが、用例は少ない。 「英華字典」には「存在」という訳語はない。 「社会」と同じように、翻訳語「存在」は日製である、といえよう。 〔p.109〕 「存在」ということばが最初に現われるのは、私の見た限りでは、1871(明治4)年に出た、長崎の人、好樹堂(こうじゅどう)訳『仏和辞典』で、être が、「存在、形体」となっている。以後、フランス語系の訳語でよく使われていたようで、 〔後略、pp.109-110〕