元少年Aの手記『絶歌』のアマゾン・カスタマー・レビュー数をみたら、6/19日10時時点で1,258件もあった。ベストセラーならばたいがい3桁には達するが、4桁というのははじめてみた。4桁のレビューをもらっている商品って他にあるのだろうか。これらレビューを上手く編集すればこれがまた本になるのではないかとも思った。こういうことを考えるの不謹慎かな? 出版されて早い時期のレビューを数点読んでみた(全部はちょっと無理)。ほとんどはこの本が出版されることに対する嫌悪感の表明である。しかし、たいていは根源的な嫌悪感というのを巧く表現できていない気がする。理由に挙げられているのは「被害者遺族が了承していない」「真摯な反省に見えない」「匿名である」という点である。それではこれらがクリアされているならば、このような手記に胸糞悪さを覚えないのか。覚えないという人もいるかもしれないが、まだ覚えるという人も多くい