何週間か前のこと、急にエンプラっぽくないAIベンチャーの社長さんからメッセで飲みに誘われ、秋葉原の焼き鳥屋さんでDXとやらについて聞かれて、とりあえずこのレポート読んどけと返しつつも考えちゃった訳です。Direct Xとか、よくテレビに出てるマツコの方じゃなくて「2025年の崖って実際どうなんだ?」とか何とかオッサンたちから相談される話あるじゃないですか。あれって何なんですかね?オンプレをクラウドにリフトしたらDXなのか。華麗にk8sやらコンテナ使いこなしてCIパイプライン組み立ててテスト自動化したらDXなのか、だいたいDigital Transformationなのに、どうしてDXなのか。SAP R/3とCOBOL PL/Iを捨てて、どこぞのSaaS入れてSparkぶん回してPythonとか書いたらDXなのか。おいおい、そんな話だっけ?って心配になっちゃう訳です。 内製内製って簡単に言う
「ギリギリになるまで作業に取りかかれない……」 「何でも後回しにしてしまう……」 こうした先延ばし癖がある人の中には、「自分はなんて意志が弱いのだろう……」と落ち込む人も多いかもしれません。 しかし、医学博士の吉田たかよし氏は、「先延ばし癖は心の弱さから来るものではない」と言います。“癖” という言葉のとおり、先延ばしをしてしまう癖が脳に染みついているだけなのです。 であるならば、先延ばしをする脳の癖をなくせばいいのですが……こうした人たちの脳は意欲が低下している傾向にあるため、「○○しよう」「○○すべき」という言葉が重荷に感じられる可能性があります。 そこで注目すべきは、しないことをピックアップする「しないことリスト」。先延ばし癖を改善するために、何を “しない” べきなのか――これだったら、もっと楽な気持ちで自分を変えていけそうですよね。先延ばし癖を改善するためのヒントを説明していきま
締め切りギリギリになるまで仕事に手を着けられず、「さすがにもうこれ以上はマズい…」という臨界点に到達すると、不思議なことに自分でも信じられないくらいの集中力が発揮され、これに呼応するように奇跡の巡り合わせが連鎖し、同時にそれなりに多大な犠牲を払って何とか締め切りまでにやりおおせる。 このような「仕事術」は、しかし、必ずどこかで破たんします。この悪しきループから抜け出すにはどうすればいいか? よくある「答え」は、 ギリギリになって慌てなくても済むように、早いうちから毎日少しずつ進めていく。 というものです。 ここには3つ問題があります。 「早いうち」とはいつなのか? 何をどう進めればいいのか? 「少しずつ」とはどれぐらいなのか? 一つひとついきます。 「早いうち」とはいつなのか? これは簡単です。 「その仕事が発生したその日のうち」が「早いうち」です。 ただし、「その仕事が発生した瞬間」であ
本書は一読に値する本ではあるが、物足りなくもある。 難点のひとつは、時間をお金に喩えているものの、その類似点に目がいきいすぎていて、相違点をほとんど無視しているところだ。 もっと大きなもう一つの問題は、「時間の欠乏」という課題に対して、解決策として「スラック」を用意せよ、というレベルにとどまっているところである。日本のライフハックに慣れている人なら「スラック」より「バッファ」という語のほうが馴染み深い。だがいずれにせよ「バッファが大事」だけでは物足りない。 しかしながら「バッファの重要性」そのものは確かなので、「早めに手をつけたいのだがどうしてもそれができない」という方には、一読する価値があるだろう。 欠乏がMPを消耗させる 本書の大半は「欠乏はMPを消耗させ、結果として判断力を狂わせてしまって、ますます(経済的)貧困に当人を陥らせる」という主張とその事例に集中している。 それらの話は面白
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