世の中に流布している「プログラマー35年定年説」は、大きく以下の3つに分類できる。 プログラマーは激務なので、35歳を過ぎると体力低下のために続けられなくなる(体力低下説) プログラマーは常に新しい情報を吸収しなければならないが、35歳を超えると脳の働きが低下して新しいことを覚えられなくなるために続けられなくなる(学習能力低下説) プログラマーは35歳を超えると開発ではない業務を求められるようになるので、技術職としてのプログラマーのキャリアが途絶える(マネージメント原因説) 以下、ひとつずつ検証していく。 体力低下説 まず1つ目の「体力低下説」だが、これについてはそれほど深く考る必要がなさそうに思える。周知の通り気力や体力には個体差があり、若くても元気がないひともいれば歳をとっても元気なひともいる。また、35歳あたりの体力低下の原因としては、単純な加齢というよりも生活習慣の要因の方が大きそ
最近まで、ネット上のIT系ニュースで度々システム障害で我々にネタを提供してくれる某巨大都市銀行の次期システム開発に下請けとして新卒から参画していた。 「某巨大都市銀行の次期システム」という時点でどこの銀行かピンとくると思う。 次期システムとは大雑把にいうと80年代に構築され今なお稼働しているシステムのうち、外為、内為、預金などの業務にて稼働するサービス(実際のプログラムになる)を疎結合化してそれぞれのサービスを部品として再利用性やメンテナンス性の向上を図る、いわゆるSOA(サービス指向アーキテクチャ)で作り直そうというものだ。 この辺も心当たりのある銀行と次期システムとかでググれば出てくると思う。 銀行システムをSOAで構築するのは日本では初めて!!すごい!!先進的!!!という触れ込みだったらしいが、立ち上げからいるわけでもなくSOAの利点も結局実感できぬままこの業界から去ってしまったので
“なぜ納期を守れなかったのだろうか?” 我々マネージャが、納期に遅れることを自分のチームのせいにするのは簡単です。しかし、納期に遅れる原因は本当に開発者の仕事が遅いせいでしょうか? Sprintly は、開発者のサイクルタイムに関する膨大なデータを保有しています。当社は、タスクのサイズごと(S、M、L、XL)、また種類ごと(ストーリー、テスト、バグ)に、完了までにどれくらいの期間がかかるかを追跡しています。 当社が調査した動向について 1点目:開発者は非常に平均的です。ユーザ全体で見たサイクルタイムはほぼ同じであることを当社のチケットデータが示しています。システム内の全チケットの75%は、開始後およそ175時間で完了しています。 ^(1) 2点目:変動があるのは、ほとんどがチケットが開始される前(SomedayからBacklogまで)の段階です。これは、関係者が仕様を理解して作業の優先順位
フロントエンドのパラダイムを参考にバックエンド開発を再考する / TypeScript による GraphQL バックエンド開発
こんなツイートをしていたら、 これについては、自分の考えをブログにかくか。 顧問弁護士や顧問税理士のような「顧問プログラマ」という仕事と働きかた http://t.co/d04FRlSC9y— 松下正嗣 (@masatsugumatsus) April 30, 2014 本が出てしまったので、遅ればせながら、書く。 「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識"を変えるビジネスモデル 作者: 倉貫義人 出版社/メーカー: 日本実業出版社 発売日: 2014/06/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る ソフトウェアの価値の源泉はソースコードとプログラマ 倉貫さんのブログは以前から読んでいたのだけど、根底にあるのは 「ソフトウェア開発において、価値を生む出すのは、ソースコードであり、それを生み出す 有能なプロフェッショナルとしてのプログラマ
知識、技術、経験がいずれも豊富なエンジニアを多数抱えていても、プロジェクトはいとも簡単に失敗してしまいます。その根本原因は「プロセス」にあります。本連載は、主にプロジェクトマネジャー(PM)を対象に、プロセスとはどんなもので、どのように設計し、どうプロジェクトの成功につなげればいいのかを中心に分かりやすく解説します。 目次 プロジェクトコンサルタント。大手ソフトウエアハウスで長年、自動車部品メーカーや大手エレクトロニクスメーカーのソフトウエア開発に携わる。品質と納期が絶対の世界に身を置き、現場のリーダーとして100人以上の開発者を統率してきた経験を基に、プロセス設計からプロジェクトマネジメントに展開する独自のコンサルティングアプローチを編み出す。「品質は設計を超えることはできない」という信念のもと、「人と組織の実行品質を高める」ことを主眼に置いたコンサルティングを実践している。コンサルティ
ダニエル・ピンク著「フリーエージェント社会の到来」が出版されてから早10年以上が経ちました。 会社やオフィスにとらわれない働き方をしている人が日本でも増えてきていると感じます。かくいう僕も小さな会社にこそ所属していますが、オフィスはナシ、基本的には自宅や喫茶店で作業。日々何を行うか?を自分で決めています。 こう言うと「カッコいい」と思われたり「ノマドというキーワード」に飾られるわけですが、なかなか苦労することも多いはずです。自由である分、だらけてしまったり、計画を立てれなかったり、重要なことに時間を避けずに日々の対応に追われたりと、いわゆる「セルフマネージメント」の部分がフリーエージェントの場合重要になります。 僕は過去に大学院生の時分、半年間、自由な時間を与えられるという状況にたまたま置かれたのですが、その際にいくつかの時間管理の方法や一人で行う勉強法を実践し、自己管理するための「型」を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く