元兵庫県議の野々村竜太郎氏の政務活動費をめぐる、報告書への虚偽記載問題について、野々村氏は報告していた出張にほとんど行っていなかったことが明らかになった。毎日新聞などが報じている。 兵庫県議会の政務活動費の支出を巡って、詐欺容疑などで刑事告発された野々村竜太郎前県議(48)=西宮市=が県警の任意聴取に「支出の大半は政務活動に使わなかった」と説明していることが、捜査関係者への取材で分かった。日帰り出張は、ほとんどが「カラ出張」で、切手代や文具代名目で実際には金券や食料品を購入していたことも認めたという。県警は、告発された2011〜13年度の政活費計1684万円のほとんどを私的流用していたとみて、立件に向けて詰めの捜査を進める。 (毎日新聞「野々村前県議:「カラ出張」認める 県警聴取に」より 2014/09/18)