熱心なファンのコメントは、改行がとても多かったので、「改行」を省いた状態に手直しして再度読んでみたが、まぎれもない私の純粋なファンの声だと判断した。ここにたどり着くまでに実は「葛藤」があった。 自分のことを「ファンです」と言う人を、疑いたくはない。 だがネットでコメント欄に粘着する悪戯が多いため、私はそれでも心のどこかで不安を感じていた。人の好意すらまっすぐ受け止められない屈折した心は、それでも折れ曲がった手を伸ばす… 私を見つめるその瞳は裏切り者の怒りや嘲笑に満ちたものではなく、まるで10代の乙女が恋をするような純粋な輝きであると信じさせてほしい。嗚呼、キラキラ輝く純粋なものに触れてみたい… 「お前は騙されているんだよ」 「お前をいつも眺めているよ」 頭の中に棲みついてしまった、暗い過去に関係した人々の声が、純粋なものにふれかけたこの手にふりかかる。純粋なものは目の前にあるのに、それに触