『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』をみんなが忘れた頃に鑑賞。平日の朝一だったとはいえ、客はなんと、ぼくひとりであった。 言わずと知れた『もしドラ』の映画化。 病に倒れた親友/高校野球部のマネージャーのために、前田敦子が弱小野球部を甲子園に連れて行こうとするというのが主なあらすじ。野球のことを勉強しようと、専門書を買いに行ったら、店員の勘違いからドラッカーの『マネジメント』を渡され、その本に書いてあることを野球に当てはめていったらどうなるか?というのが物語を牽引する重要なファクターになる。 さて『もしドラ』は「映画」と呼ぶには「映画」に対して失礼極まりないほど出来が悪い。こういうことをしてはいけませんという見本のようなものが二時間続いていくといっても過言ではない。 まず物語の発端部分である、ドラッカーの『マネジメント』を野球のマネージャー業務に当てはめ