神戸空港に就航している航空会社スカイマーク(東京)は、四月からパイロットや客室乗務員らの制服をすべて廃止し、ウインドブレーカー着用に変更することを明らかにした。コスト削減策の一環で、同様の例は海外の定期航空会社ではあるが、国内では初めてという。 同社の西久保慎一社長が、二日までの神戸新聞社の取材で明らかにした。例えば客室乗務員は現在、紺の上下に黄色や青色のスカーフを付けているが、パイロットや乗務員約三百人は黄色のウインドブレーカー姿に統一する。私服の上に着るようになるため空港内の更衣室も不要になり、賃料負担が軽減できるという。神戸空港ターミナルで借りているスペースも、現状の四割程度に縮小する方針。削減効果額は明らかにしていない。 航空会社の制服の規定については「法的な取り決めはない」と国土交通省。大手航空会社などは航空事業に対するあこがれを利用客に持ってもらう目的や、保安上の観点などから制
ICカード乗車券「PASMO(パスモ)」の利用エリアを拡大するかどうかを巡って、パスモ加盟各社の間で意見が割れている。 JR東日本の「Suica(スイカ)」は“全国規模”で利用できるが、パスモは基本的に首都圏でしか利用できないため、顧客拡大を狙えないとして、一部の大手私鉄がエリア拡大を希望。これに対し、地域経営型のバス会社などは「これ以上の追加費用は負担できない」と反対意見が強く、議論は平行線をたどったままだ。関係者からは「寄り合い所帯の弱点が出た」と嘆く声も聞こえてくる。 パスモは、首都圏の東急電鉄、小田急電鉄、東京メトロなど私鉄26社と、関東バス、神奈川中央交通などバス会社78社の計104社で作る「PASMO協議会」(東京都)が、2007年3月から発行。加盟各社の交通機関を1枚のカードで利用できる利便性が受け、昨年12月時点で約1105万枚が流通している。 パスモは、JR東が01年11
キヤノンは3日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D」の一部製品において、ミラーが外れる現象がまれに起こると発表した。現象が発生した製品を無償で修理・補強する。 キヤノンでは本現象を「接着強度の低下によりミラーが外れてしまい、ファインダー画像が確認できない」と説明。本現象を認めるとともに、さらなる品質管理の徹底を表明している。 現象が発生したEOS 5Dについては、無償でミラー部の修理を行なう。さらに、ミラーの左右に補強部品を追加するという。 申込はキヤノンWebサイト内「デジタル一眼レフカメラ『EOS 5D』をご使用のお客さまへ」ページに設けられた専用フォームから行なう。またはキヤノンサービスセンターおよび修理センターへの持込、または郵送・宅配も受け付けている。預かり期間は約1週間程度。 EOS 5Dは、キヤノンが2005年10月に発売したフルサイズCMOSセンサー搭載機。初のアマチュア
携帯電話3位のソフトバンクモバイルが、同4位のイー・モバイルと提携し、定額制の無線データ通信サービスに踏み切る方向で最終調整に入ったことが2日、明らかになった。 ソフトバンクがイー・モバイルから回線を借り、今春にもサービスを開始する。価格競争を重視する携帯電話業界の新興勢力が手を組んで、NTTドコモやKDDIに対抗するもので、新たな料金引き下げ競争につながる可能性もある。〈関連記事8面〉 ソフトバンクの新サービスは、従来より通信速度を上げ、業界で最も安いイー・モバイルの定額制料金(2年契約で月額4980円)に近い価格設定となる見込みで、ライバル社の価格戦略にも影響を与えそうだ。 通話中心の携帯電話が「1人1台」まで普及して市場が頭打ちとなる中、無線データ通信サービスの事業は今後も成長が期待されている。イー・モバイルが07年3月に事業を開始してから1年半余りで110万件の契約を獲得した原動力
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