ここ数年のPC向け液晶ディスプレイは、コスト的に有利なTN系の液晶パネルを搭載した製品がすっかり主流となった。視野角特性に優れたVA系やIPS系の液晶パネルを備えたディスプレイは上位モデルに限られ、特にIPS系パネルは一般に製造コストがかさむこともあり、採用製品の数が年々減少している。 しかし、IPS系パネルを装備したディスプレイは画質にこだわるプロやハイアマチュアを中心に根強い人気があり、昨今ではIPS系パネルも低コスト化が進んだことで、ここ数カ月は珍しくIPS系パネルを用いたディスプレイの新製品がいくつか登場している。今後はIPS系パネル搭載機が再び増えていくかもしれない。 今回取り上げる三菱電機の「RDT241WEX」は、そんなIPS系パネルを採用した新モデルだ。カラーマネジメント環境向けに色再現性を重視したワイド液晶ディスプレイ「Diamondcrysta Color」シリーズに属