中国の新疆ウイグル自治区で、29日午後、旅客機がハイジャックされ、犯行グループは機内で取り押さえられましたが、乗客や乗員にけが人が出ているということです。 中国のメディアが伝えたところによりますと、日本時間の29日午後1時半ごろ、新疆ウイグル自治区の南部にある町ホータンを出て、自治区の中心都市ウルムチに向かう天津航空の旅客機が、離陸直後に6人組のグループにハイジャックされました。 その後、犯行グループは機内で乗員に取り押さえられ、旅客機はホータンの空港に戻りましたが、乗客や乗員にけが人が出ているということです。 犯行グループは警察に引き渡され、現在、ハイジャックの動機などに関して取り調べを受けています。 新疆ウイグル自治区は、イスラム教を信仰するウイグル族が多く住んでいますが、自治区の政治や経済で主導権を握る漢族との経済格差や、中国政府の宗教政策を巡って根強い不満があります。 3年前には、