世界各地ではしかの感染が広がるなか、WHO=世界保健機関は一定期間、流行が確認されていない「排除国」と認定していたイギリスなどヨーロッパの4か国で再び感染拡大のおそれがあるとして認定を取り消し、ワクチンの接種を徹底するよう呼びかけています。 それによりますとヨーロッパの48の国のことし1月から6月までの半年間の患者の総数は、推計で去年の2倍を超えるおよそ9万人に上ったということです。 このうちイギリスとチェコ、アルバニア、ギリシャの4か国について、WHOはこれまで一定期間、継続的な流行が確認されていない「排除国」に認定していましたが、今回の調査ではイギリスで489人、チェコで569人、アルバニアで475人、ギリシャで28人の患者が確認されたということです。 このためWHOは、この4か国で再び感染が拡大するおそれがあるとして「排除国」の認定を取り消したとしています。 WHOによりますとヨーロ