フジドリームエアラインズ(FDA/JH)は12月24日から、車いすに対応したエレベーター付きのタラップ車を導入した。三菱重工業(7011)の子会社、MHIエアロスペースプロダクション(MAP、名古屋市)と共同開発したもので、拠点とする県営名古屋空港(小牧)で運用を開始した。両社によると、エレベーター付きタラップ車は日本初導入だという。 タラップ車(パッセンジャーステップ車)は、航空機に搭乗・降機する際に使用する階段がついた専用車両で、搭乗橋のない駐機場で導入している。タラップ車にエレベーターを付けることでバリアフリー化し、車いす利用者などが搭乗しやすくなった。エレベーター耐荷重は270キロで、車いすを含め3人程度が同時に利用できる。 FDAによると、搭乗橋のない駐機場で車いす利用客が搭乗する際、従来はタラップ車に備え付けられた昇降用リフトを利用していたという。