<モロゾフコーチの心変わり> 引退騒動の裏にあのコーチの影がちらついている。 今季中の休養を表明したフィギュアスケートの安藤美姫(23)のことだ。 安藤は今季、10月21日の米国大会を皮切りに6カ国を転戦するグランプリシリーズ、12月の全日本、来年3月の世界選手権(フランス)などの主要大会には出場せず、充電期間に充てるという。 昨季の世界選手権覇者は「(今後のことは)周囲の人と話し合って決めたい」としながらも、「アマチュアを続けるかどうか考えていく」と引退も視野に入れているという。 今年の12月で24歳になる安藤は、昨季の「日本」と「世界」の選手権以外にも4大陸選手権を制した。一部フィギュア関係者の間では「ピークは昨年」との指摘もあるが、選手生命を揺るがすような故障を負っているわけでもない。国内では浅田真央(21=中京大)と並んで依然としてトップレベルの実力の持ち主だ。 ここに