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ブックマーク / readingmonkey.blog.fc2.com (11)

  • アイデア大全ー57の発想法/思いつくことに行き詰まった時に開く備忘録

    「アイデアの作り方」が気になるのは、普段とは違ったアプローチが必要になる時、つまり、いつものやり方では間に合わない時/行き詰った時だ。 以下のリストは、そうした行き詰まりに突き当たった際に眺めてみる備忘録として作成した。 同じアイデアを作るといっても、どの段階にいるかによって必要な手法は異なる。 すでに方向性が決まっている場合や、まるで何も思いつかない場合、数だけはたくさん出たがどうやってまとめるのか途方にくれている場合など、一口に「アイデアの作り方」といっても、それを適用する場面もそれに使う手法もいろいろである。 そんなわけで、段階順に整理したほうが、使いやすいリストになると考えた。 以下ではアイデア作成プロセスの段階に応じて、アイデアの作り方を分類して配列した。 大きくは、前半にアイデアを増やしていく拡散系ツールを置き、後半に増えた(増えすぎた)アイデアをまとめ/しぼりこんでいく収束系

    アイデア大全ー57の発想法/思いつくことに行き詰まった時に開く備忘録
  • 読書猿ブログはこの一冊から始まった:『知的トレーニングの技術』復活を知らせ再び強く勧める

    何度か書いていることだけど、このブログの記事の多くは、この書物の自家製増補改訂として書いたものだ。 増補改訂なので、このに書いてあることは一応前提だけれど、容易に手に入るではなかったから、実のところ、こので学んだことをほとんどそのまま記事にしたことも多い。 というのも、自分の読み方・書き方、いくらかでも身についた学び考えるための手わざは、このを通して(少なくともきっかけとして)身につけたものだからだ。 このブログで紹介するいろんな〈方法〉がどれも、効果はあるかもしれないが実際のところ面倒くさい「自分の手を動かせ」方式なのも、このにルーツがある。 他にも、いくつかの幸福な出会いは、こののコーディネートによるものである。 たとえば幸田露伴を、擬古典主義の大家としてではなく、私淑に値する知のクラフトマンとして知ることができたのもこのを通じてだった。 徹底して具体的な(つまり読み手が

    読書猿ブログはこの一冊から始まった:『知的トレーニングの技術』復活を知らせ再び強く勧める
  • 新入生に何か一冊だけというならこの本をお勧めするーヘンなものにハマる前に『知的複眼思考法』を読んでおくべき幾つかの理由

    このに書いてあるのは、ほんとに〈基的〉なことです。 ここで〈基的〉というのは (1)大抵の人が実行可能で (2)多くの人にとって有益であることが理解できるけれど (3)実際に実行する人はそれほど多くない という意味です。 そういう〈基的〉な、の読み方(情報の読み取り方、ものごとの筋道の追いかけ方)、問いの立て方と問い直し方、受け取った情報を元にした思考の組み立て方、文章の書き方そして考え方について書いてあります。 ちゃんとした学問をちゃんとやっている人が、そうなるまでに身につけるような、頭脳と身体の使い方について、その一番大切な核(コア)にあたる部分を、できるだけ分かりやすく説明してくれています。 このを読むと、引用文を並べて感想コメントを付け加えただけのレポートなんて書けなくなるでしょう。 このを読むと、「自分の頭で考える」なんて能天気なことをのたまう人たちから得られるもの

    新入生に何か一冊だけというならこの本をお勧めするーヘンなものにハマる前に『知的複眼思考法』を読んでおくべき幾つかの理由
  • 何を読もうか迷った時のために→Googleが選ぶ世界の名著120冊(2013年版)

    Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しいが出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷

    何を読もうか迷った時のために→Googleが選ぶ世界の名著120冊(2013年版)
  • Kindleで全部読める→一人で読めて大抵のことは載っている教科書:数学からラテン語まで

    Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しいが出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷

    Kindleで全部読める→一人で読めて大抵のことは載っている教科書:数学からラテン語まで
  • 何を読もうか迷った時のために→Googleが選ぶ世界の名著120冊(2012年版)

    これまで何度かやった、Google Scholarの被引用数表示機能を使って、書籍について被引用数の多い順に並べたものの最新版である。 Google Scholarの被引用数表示機能を使うので、昔の文献ほど不利な扱いになる。非ヨーロッパ語の文献についても同様である。 また《名著》ということと、邦訳が手に入りやすいという理由から書籍に限ったので、被引用数が多くても論文は拾っていない。 これは学術コミュニケーションが論文を中心に行われるハード・サイエンスの諸分野がごっそり落ちてしまって、人文書中心のリストになってしまう以外にも、いろいろ問題がある。 たとえばロナルド・コースのEconomicaに掲載された論文The Nature of the Firm"(1937年)と、Journal of Law and Economicsに掲載された"The Problem of Social Cost"

    何を読もうか迷った時のために→Googleが選ぶ世界の名著120冊(2012年版)
  • 問い:何故学ぶのか? → 答え:自由になるため

    南北戦争以前のアメリカ合衆国南部では、奴隷に「読み書き」を教えた白人は厳しく罰せられた。 フレデリック・ベイリーは奴隷だった。 1828年、ベイリーは、農園からメリーランド州ボルティモアの街に連れて来られた。 彼の新しい「主人」は、ヒュー・オールドという男だった。 仕事は、野良仕事から内働きに変わった。 周囲の環境も、単調な農園からにぎやかな街へと変わった。 街には、店の名前を記した看板やポスターがあった。 それから、文字を読める人間がいた。 ベイリーはある日、彼の運命を変えるような発見をした。 壁や紙の上に書かれている「模様」と、それ見ている人間の唇の動きに関係があることに気付いたのだ。 そこから、彼がその国の歴史を変えるまでには、まだまだたくさんの時間が必要だった。 しかし、それからは坂を転がり降りるようだった。 苦難や危険がなかった訳ではない。 だがもう、ベイリーは元に戻ることはなか

    問い:何故学ぶのか? → 答え:自由になるため
  • どうして役にも立たない知識を入学試験で問うのか?

    どうして役にも立たない知識を入学試験で問うのか疑問におもったら、情報の経済学でいうシグナリング(signalling)について学ぶといい。 ブルデューのいう「卓越化」≒「お育ちによるふるまい(≒ハビトゥス)による選別」の仕組みから、クジャクは何故ああもムダに派手なのか、果てはヤンキーはなぜ早婚か(Theodore Bergstrom and Mark Bagnoli(1993), "Courtship as a Waiting Game", Journal of Political Economy , Volume 101, Issue 1, pp.185-202.)まで統一的に理解できる。 よく例につかわれる学歴ゲームで説明すると、以下のような感じである。 ある人が仕事ができるかどうかは、パッと見ではわからない。 そして学歴は、仕事ができるかどうかとは、多くの場合、無関係である。 なのに

    どうして役にも立たない知識を入学試験で問うのか?
  • 問:史上最も有名で、最も戦闘的だった統計学者は誰か? 答え:ナイチンゲール

    意志決定する人たちが数字に弱い。 基的に、四則計算しか/もできない。 かけ算割り算(それと按分ってやつ)に大小比較が、今でも最高の意志決定手段だったりする。 どれだけたくさんデータを集めても、平均値しか求めない(し知らない)。 かつて広大な領土を持つロシアでは、統計は非常に重要視された。 ほとんどのケースで「この目で見る」ことがかなわぬ状況で、統計の活用は(マイクロソフトのビル・ゲイツがそうだったように/例えば電気料金の詳細データから、照明がついている=それぞれの事務室が使用されているのべ時間を割り出し、各セクションの仕事の進捗具合や、人材の過不足を知った)、しゃぶりつくすまで徹底的に活用された。 でなければ、統治は不可能だった。 そのロシアとサルデーニャが組み、フランス、オスマン帝国およびイギリスを中心とした同盟軍と戦った。 戦闘地域はドナウ川周辺、クリミア半島、さらにはカムチャツカ半

    問:史上最も有名で、最も戦闘的だった統計学者は誰か? 答え:ナイチンゲール
  • 勉強なし知識なしでも選択問題を全て正解する禁じ手

    複数の選択肢から正解(もしくは間違い)を答えさせる問題は、入学試験から資格試験まで、いろんなところで出会います。 十分に勉強できてない場合、いや全く勉強してない場合でも、なんとかする方法があります。 ポイントは 選択肢の中にかならず選ぶべき正解(間違い)がある ことに注目することです。 問題を作る立場に立ってみると、 選択肢問題を作ることとは、「ひとつの正解を、他のひっかかりそうな間違いで隠すこと」なのです。 では、「ひっかかりそうな間違い」とは何でしょうか? なぜ「ひっかかりそう」になるのでしょうか? それは、(部分的に)正解と同じか似ているからです。 今、仮に「ああああいいいいうううう」という正解があったとします。 出題者はこの正解を隠すために、正解と部分的に異なる選択肢を用意します。例えばこんな風に 「ああああええええうううう」……「いいいい」部分を取り替え 「ああああいいいいおおお

    勉強なし知識なしでも選択問題を全て正解する禁じ手
  • 10秒で覚えられて計算がバツグンに速くなる方法 読書猿Classic: between / beyond readers

    ■補数って? 10、100,1000……から、ある数を引いた残りの数のことを(基数の)補数というが、今回の主役は、 それよりも1少ない、いわゆる減基数の補数(注)である。 10進数だと、ぶっちゃけ足して(各桁が)9になる数(の組)だ。 具体例を出すと「9-1=8」だから、8は1の補数である。いうまでもないが、1は8の補数である。 ■まずは「おつり算」 日常生活で最も多い計算は「おつりを計算すること」だろう。 これは補数を使った計算の第一歩にちょうどいい。 速算に 10000-3452=? を計算することは、3452の基数の補数をもとめることだけれど、 まず減基数の補数を求めちゃえばいい。そしてこれは次の方法で反射的にできる。 減基数の補数は基数の補数よりも1だけ少ないということを心に留めておくと、 次の表を覚えておく(というより反射的に出るようにしておく)だけで、 「繰り下がり」なんかに希

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