この季節、桜がきれいに咲くので各地に写真を撮りに出かけました。私はたんに美しいので桜めぐりをしているのですが、どうも桜というのは死のイメージがつきまとうようですね。桜についての本もたくさん書かれていますね。考察の材料・資料はたんまりあるようですが、私はまだそこまで考察を深めるまでの興味をもっているわけではありませんし、考察をつづけるかは不明です。すこしぶらっと写真を屑に考えてみたいと思います。 大和川の生駒山中にぶつかる山あいの桜の回廊です。桜の回廊を通るとまるで春の爽やかな精気のシャワーを浴びたような気分になりますね。再生した気分ですね。 桜に死のイメージが重ねられるのは、「無常観」や「もののあわれ」のように短いあいだに咲き誇って、すぐに散ってしまうというそのはかなさに求められるのかなと思います。桜の花がさらさらと散るさまは、ときにこの世のものとは思えない美しさを感じるときがあります。人