日本ハム田中正義投手(30)が、約1カ月ぶりの1軍マウンドで17セーブ目をマークした。 6-3の9回に登板。近藤と正木を打ち取り、2死から今宮に安打を許したが、甲斐を二飛に仕留めた。1軍登板は8月4日ソフトバンク戦(みずほペイペイ)以来。同戦で1点リードを守り切れずサヨナラ負けを喫すると、同6日に出場選手登録を抹消されていた。 新庄剛志監督(52)は開口一番「田中君、緊張しすぎてジャンプ(のタイミング)合ってなかったね。よかったよかったよかった。0点に抑えてくれて。自信にもなっただろうし。あとは、柳川くんとね、ちょっと勝負してもらって」と安堵(あんど)した。 田中正が抹消されている間には、21歳の柳川が9回を任され8セーブを挙げた。田中正が出場選手登録された1日の西武戦(ベルーナドーム)では、柳川が抑えを任されてから初めての黒星。指揮官は「(田中)正義君に(柳川の投球を)目の前で見せて…こ
第106回全国高校野球選手権大会の甲子園練習でシートノック中に指示する聖カタリナ学園の浮田宏行監督=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2024年8月4日午前8時53分、来住哲司撮影 不祥事に揺れたチームを立て直し、夏の甲子園初出場に導いたのは、実業家から転身して指導者歴1年半の監督だった。第106回全国高校野球選手権大会に出場する聖カタリナ学園(愛媛)。選手たちから「怒らない、優しい監督さん」と慕われる異色指導者の手腕とは――。 2023年2月に就任した浮田宏行監督(53)。松山市出身で、松山商(愛媛)時代には遊撃手で甲子園出場はなく、創価大に進んで「練習中は座って声を出すだけで楽そう」という理由で捕手に転向した。東京新大学リーグで最多本塁打(2回)、首位打者、最多打点に輝くなどベストナイン4回(1回は一塁手)。プリンスホテル(廃部)でもプレーし、都市対抗や日本選手権に出場した。 地域の若手経
創価大の〝ガラスのエース〟が日本一へ アスリートがトップパフォーマンスを発揮できる期間は限られている。だからこそ、4年周期で開催されるオリンピックに合わせるのは難しい。チャンスの前髪をいかにつかむのか。 今夏のパリ五輪。男子10000mで〝最後の1枠〟に滑り込んだのが葛西潤(旭化成)だ。 葛西は創価大時代、駅伝で大活躍するも故障に苦しんできた。そのため社会人1年目となる昨年はパリ五輪が明確な目標ではなかったという。しかし、今年の2~3月にハイレベルの練習を積み上げると、目標を〝上方修正〟した。日本選手権10000mを制することができれば、チャンスはあると考えたのだ。 そして5月3日の日本選手権10000m。葛西は残り3周を切ってペースアップする。太田智樹(トヨタ自動車)、それから前田和摩(東農大)を引き離して、真っ先にゴールへ飛び込んだ。優勝タイムは日本歴代4位の27分17秒46。昨年11
ロッテに競り勝ち石井(38)らナインとタッチを交わす新庄監督(左)。右は今季4勝目を挙げた加藤貴(撮影・開出牧) 「ロッテ1-2日本ハム」(19日、ZOZOマリンスタジアム) 日本ハムが3連勝で貯金を6月28日以来の2。オールスターまでの前半戦の勝率5割以上を確定させた。 【写真】ノーノー覚悟した新庄監督 石井の値千金のソロに両手グータッチで出迎え 七回を終えて0-0もロッテ・小島に無安打無得点。新庄監督は「小島君がめちゃくちゃ調子良かったからノーヒットノーランされるんじゃないかと。思ってませんでした?」と、危機を感じていたという。 だが、八回に石井が値千金のソロ。九回は郡司もソロを放った。「こういう時は一発で決まる試合が多い。そしたら2発。2発で良かった~」と笑った。 2発に安どしたのは九回の守り。加藤、河野の力投で無失点でつないだが、最後は守護神・田中正が3四死球と安定せず、1点差まで
日本ハム・池田が涙の復活 忘れられない「夜のドライブ」
■パ・リーグ13回戦 ロッテ3-8日本ハム(7月2日、エスコンフィールド北海道) 雄たけび上げて気合の投球 右肘の炎症で出遅れていた日本ハムの池田隆英投手(29)が2日、ロッテ戦(エスコンフィールド北海道)で4点リードの八回からマウンドに上がって今季初登板。雄たけびを上げながら打者をねじ伏せる気合のピッチングで、1回を無失点に抑えた。 昨季はキャリアハイの51試合に登板し、チームトップの25ホールドをマーク。ブルペンに欠かせない背番号52が、涙のカムバックだ。 何点差でも八回と決めてた指揮官 最速151キロをマークした直球を軸に、危なげなく3者凡退。ベンチ前ではリハビリ中にメッセージを送ってくれた新庄監督に迎えられ、「しんどいなと思っているときに、何度か連絡をもらった。今日こうやって結果を出せて良かったと思います」。何点差でも八回での起用を決めていたという指揮官の気持ちに応えた。 八回を3
「日本ハム3-4DeNA」(1日、エスコンフィールド) 日本ハムの守護神・田中正義投手が2試合連続被弾で勝ち越しを許した。チームはそのまま敗れた。 同点で迎えた九回に登板。1死を奪ったが、DeNA・牧にセンターへと豪快に6号ソロを運ばれた。 田中は前夜のDeNA戦でも1点リードの九回に、オースティンに同点ソロ弾を打たれており、2試合連続の悪夢となった。 試合後、新庄監督は「正義くんはピッチングのフォームが打者に対するタイミングがワンパターンになっている。打者に打ちやすいボールになっている。修正してもらうために、ポジションを変更して、よくなったらまた戻すという形に。(ポジションは)考えます。勝ちパターン?それも考えます」と、配置転換を語った。
日本ハム「8回の男」復活へ!23日に池田が復帰後初の実戦、ライブBP登板へ
田中正義は11日ロッテ戦で9セーブ目…15登板で与四球0の安定感 ■日本ハム 3ー0 ロッテ(11日・エスコンフィールド) 創価大から2016年ドラフト1位でソフトバンクに入団。5球団が競合した逸材も、故障に泣かされ苦闘が続いた。FA移籍した近藤健介外野手の人的補償で日本ハムに加入した昨季、素質を開花させて25セーブをマークした。 充実一途の右腕をファンも大喝采。「本当にハムに来てくれて良かった」「人的補償とは思えんな」「分かってても打てない直球」「日本代表のクローザー任されてもおかしくない」「めちゃくちゃ雰囲気出てきた」「力みがなくなったな」「惚れ惚れするわ」「火の玉ストレートやん」とSNSにはコメントが並んだ。好調ハムを支える右腕の投球に今後も注目だ。
「日本ハム1-0オリックス」(29日、エスコンフィールド) 日本ハムが投手戦を制し、このカード勝ち越し。貯金は新庄政権最多タイの4に戻した。 【動画】とても勝ったとは思えない 少しも動かぬ表情筋 ジャスティスの心中が伝わる 1点リードの九回は守護神・田中正義が登板。先頭頓宮に初球を投じたが、左前腕への死球となった。頓宮はすぐに代走を送られて交代。無死一塁と嫌な流れになりそうだったが、後続を抑えて逃げ切った。 勝利を収めた瞬間、女房役の田宮が駆け寄ってきたが、田中正はガッツポーズも作ることなく、笑みも浮かべず。ネットでは「死球あったから神妙な顔つきだね」「紳士だ」「頓宮への申し訳なさが出とる」「あんま過剰には喜ばんかったな」「だいぶ気にしてそう」などの声が上がった。 試合後、報道陣に対応した田中正は「頓宮さんに申し訳ないとしか言えないです。それくらいです」と謝罪した。
右膝の前十字靭帯断裂――。 一般的には最後の夏の西東京大会4回戦のバント処理の際に断裂したかのように言われているが、おそらく大会前にはもう靭帯は切れていた。本番を直前にしたある日の練習試合、走者として塁に出た池田は、相手投手の牽制球に対して難なく帰塁したが、その際に体勢を崩した相手野手にのし掛かられたことにより、右膝があらぬ方向に曲がってしまった。 だが、池田は監督に甲子園をかけたトーナメントで登板を懇願した。 「高校生だと、甲子園しか見えないところがあるじゃないですか」 テーピングとギプスで右膝をガチガチに固めた。 「もしあの時に戻れたとするなら投げますか?」と問うと「うーん……」と少しだけ間を置いた。 「やらないなあ。やれない。当時のヤバさを今は知っているから」
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