地球の周りを回っている「第2の月」が見つかった。米アリゾナ大が小惑星や彗星(すいせい)を捜索している計画「カタリナ・スカイ・サーベイ」の望遠鏡が発見し、国際天文学連合が25日に発表した。直径2~3メートルの小惑星が地球の重力に捕まり、3年ほど前から地球を回る衛星になっていたらしい。ただ、軌道が極めて不安定で、数カ月後には再び遠くへ飛んで行ってしまうとみられる。 【画像】危機一髪?直径8mの小惑星、地球をかすめていた 東大 スカイ・サーベイの天文学者カッパー・ビエルチョス氏によると、「ミニムーン」は今月15日、アリゾナ州レモン山にある口径1・5メートルの望遠鏡が見つけた。探査機「はやぶさ2」が着陸した「リュウグウ」と同じC型というタイプの小惑星で、有機物や水を豊富に含むと考えられる。 地球の軌道付近を飛んでいた小惑星が、地球の重力に引き込まれ、一時的に地球の衛星になったらしい。小さいため20