第100回東京箱根間往復大学駅伝競走は、来年1月2日の往路と3日の復路の計10区間217・1キロに23チームが出場して行われる。前回8位の創価大は超強力な新戦力を迎え入れ、虎視眈々と頂点を狙う。 今春、嶋津雄大(GMO)ら強豪校への礎を築いた世代が卒業したものの、4月に東海大から「山の神」候補の吉田響(3年)が〝転入〟。吉田響は1年時に箱根駅伝5区で区間2位に入る実力者だったが、部の方針と合わずに退部。同じ静岡・御殿場市出身の瀬上雄然前監督から声を掛けられて創価大で競技に復帰した。「もう一度チャンスがもらえたので。そこでまた頑張ろうと切り替えた」と吉田響。新天地で着々と力をつけている。 チームは昨年度、全日本大学駅伝でもシードを獲得したことから、今年度はスピード強化に集中した。その成果もあり、10月の出雲駅伝で過去最高の2位で「喜べる準優勝だった」と榎木和貴監督(49)。吉田響は5区で区間