オンライン署名を郵送する前に記者会見した元受講生の女性(右端)=2022年6月、署名活動を展開した発起人提供 SNSの急速な普及で、スマートフォンさえあれば誰でも簡単に発信し、社会に影響を与えられる時代になった。だが、ジェンダーに関して女性が声を上げる時、過剰なバッシングを受ける事例も相次いでいる。物申す女性が見たネット社会の風景とは――。気軽さの影で暴言にさらされた当事者に話を聞き、日本の現在地を考えたい。
晩婚化のせいではない昨日、自民党の麻生副総裁が、「(少子化の)一番大きな理由は出産する時の女性の年齢が高齢化しているからです」などと発言し、少子化の最大の原因は晩婚化との見方を示したというニュースを見かけた。 「少子化は晩婚化のせいである」という言説は、一部の識者も言っているが、これは正しくはない。晩婚化など起きていないのである。 確かに平均初婚年齢の推移をみれば、皆婚時代だった1980年には夫27.8歳、妻25.2歳だったのに対して、2020年には夫31.0歳、妻29.4歳となっており、これだけ見れば、晩婚化していると思うかもしれない。しかし、それだけで晩婚化と断ずるのはあまりに短絡的である。 晩婚化としてしまうと「初婚の年齢が後ろ倒しになったので、いずれ結婚はするだろう」という安易な誤解を招く。 百歩譲って「晩婚化」はあったとしよう。しかし、「晩婚化」は少子化の直接な原因ではなく、むし
盛岡市の中心部に多くの土地を保有する大地主の大平吉郎さんが9年前、92歳でその生涯を閉じた。一人暮らしで身内はなく、死後に判明した財産は20億円超。承継を求める業者や近隣住民が現れ、裁判所は意外な判断を下す。多額の現金や不動産の行方を追った。 吉郎さんが息を引き取ったのは、2014年3月17日深夜。市内に住む当時70代の不動産業者が葬儀を取り仕切り、寺に永代供養を申し込んだ。吉郎さんから預かったという2千万円を寺に払い込み、多額の現金や貴金属が残る自宅に泊まり込んでいた。 業者の娘が、自作の「遺言書」を有効と認めるよう盛岡家裁に申し立てた。亡くなる約7時間前、業者を遺言執行者として財団法人を設け、財産は親類に譲らないなどと述べたとする内容だ。 だが、立会人とされた医師や…
「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか」から4年が経ちました。 JLさんのスレを読んでいて思い出したのが『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』。失業率2%台という世界でも稀な需給逼迫状況なのに賃金が上がらず、逆に日本の数倍の失業率の欧米では賃金が上がるのはなぜなのか。経済理論に反するような現象の仕組みを10人以上の経済学者が分析した本です。1/n https://t.co/ZP8KH7BfSL pic.twitter.com/q5f1yXqrOY— 中田:‖ (@paddy_joy) 2021年10月20日 理由の一つは「賃金の下方硬直性がもたらす上方硬直性」、つまり日本では"賃下げ"が難しいからこそ、好景気になっても「不景気になった時に賃下げできない」という理由で賃上げに踏み切れないという傾向です。逆に賃下げを断行できた会社は好景気には賃上げしているという面白いデータがあります。2
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