東京五輪開会式で、国連のフィリッポ・グランディ難民高等弁務官(右)と話す世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長(2021年7月23日撮影)。(c)Leon Neal / POOL / AFP 【7月31日 AFP】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は30日、日本は東京五輪の開催中に新型コロナウイルス感染拡大を最小限にとどめるため「最善を尽くした」と評した上で、「リスクがゼロになることはない」とも指摘した。 五輪開幕から1週間がたった日本では、新型ウイルスの感染が過去最悪規模に拡大。政府は30日、東京などに発令中の緊急事態宣言の対象に、大阪、埼玉、千葉、神奈川の1府3県を追加すると発表した。 テドロス氏はスイス・ジュネーブのWHO本部で開いた記者会見で、「リスクがゼロになること