luixxiulのブックマーク (82)

  • バタイユ『エロティシズム』を解読する

    書『エロティシズム』L’Érotismeは、フランスの哲学者ジョルジュ・バタイユ(1897~1962)の代表作だ。1957年に出版された。 書のテーマは、その名の通りエロティシズムだ。エロティシズムの質、意味は何か。人間の性と動物の性のあり方はどう違うのか。美の質はどこにあるか。書でバタイユはこうした問題について論じている。 バタイユは書でいたってマジメに、かつ真正面からエロティシズムを扱っている。バタイユがここでエロトークを行おうとしているわけではないことは頭の片隅に置いておいてほしい。 エロティシズムは人間に固有 さて、冒頭でバタイユは次のように言う。 人間と動物は、ともに性活動を行う。しかし人間だけが性活動をエロティックな活動にした。エロティシズムは人間に固有であり、動物には見られない。それは動物的・能的な生殖活動とは質的に異なるものだ。 正確な定義を求めるのならば、

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    luixxiul 2014/06/30
  • ウェブページを1秒台で表示させる原理と方法 | Philosophy Guides - 哲学ガイドブログ

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    luixxiul 2014/06/22
  • [Q&A]恋愛哲学でスゴいのは誰ですか?

    プラトンの恋愛論がスゴい! 恋愛論で優れた哲学者といえば、何といってもプラトンです。プラトンは名前からしてスゴそうなイメージがあるかもしれませんが、中身がとにかくぶっ飛んでイケてます。 古代ギリシア人だから古い?それは先入観です。これまでの恋愛経験にもよると思いますが、素直に読んでみると、確かにそうだと納得できるところがいくつもあるはずです。 プラトンは主に『饗宴』と『パイドロス』という2つの著作で恋愛について論じています。忘れないうちに言っておくと、恋愛の哲学に興味があるならこの2冊は必読だと思います。必読書という言い方はあまり哲学的ではありませんが、この2冊は確かにおすすめできます。 以下、『饗宴』のポイントを簡単に確認してみたいと思います。 恋愛は肉体を入り口として魂へ向かう プラトンの恋愛というとプラトニック・ラブが思い浮かぶかもしれません。簡単に説明すると、これは恋愛から肉体的な

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    luixxiul 2014/05/18
  • 大学院(文系)に進学する前に教養をつけておくといい理由

    大学院に進学するのは、とりわけ文系の場合、一歩間違うとかなり危険な賭けになります。主な理由はポストを巡る競争の激化です。大学の数と比較して新しいポストがきわめて少ないのです。博士課程まで行ったのに就職先がないのは決して珍しいことではありません。哲学の場合はなおさらです。 それでもなお大学院に進学して研究の道に進みたい、と少しでも考えているなら、学部4年間のうちに教養をつけておくことを強くおすすめします。 (ここではいちおう哲学を前提として見ていきますが、社会学など隣接する他の分野についても当てはまるかもしれません。) 理由は主に2つ 主な理由は2つあります。要するに「後悔先に立たず」ということですが。 適性を判断するため アドバンテージを稼ぐため 1. 適性を判断するため 毎日がこんな感じだけど、大丈夫? 哲学の場合、大学院の研究は基的に文献研究です(良いか悪いかは別として)。誰か1人哲

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    luixxiul 2014/04/19
  • [Q&A]カントと功利主義の違いは?

    カントは「形式」を重視するのに対して、功利主義は「実質」を重視しています。ただし、恣意的な前提を置いているという点では、両者は共通しています。 カントの道徳論と、ベンサム・ミルの功利主義の違いについて質問をいただきましたので、答えてみたいと思います。 カントと功利主義は一見するとまったく対極的な立場のように思えるかもしれません。カントが欲求に打ち克つことが道徳に必要な条件だと考える一方、功利主義は一切を利害や損得勘定で考える、というように。 しかしベンサムとミルは、功利主義と道徳を対立するものとは考えませんでした。彼らは彼らなりの仕方で、カントとは異なる原理に基づき、道徳のあり方を構想していました。 それで、違いはどこにあるの? シンプルにまとめると、両者の質的な違いは、カントが道徳の形式性を強調したのに対して、功利主義は道徳の実質性を強調したという点にあります。 カントの道徳論=定言命

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    luixxiul 2013/11/05
  • ヴェーバー『職業としての学問』を解読する

    『職業としての学問』は、社会学者マックス・ヴェーバー(1864年~1920年)が当時の大学生に向けて行った講演の内容をまとめた著作だ。講演は1917年のミュンヘン大学で行われた。1919年に発表された。 当時のドイツでは、第一次世界大戦の敗戦が濃厚となりつつあり、大学生の間では、「学問が人生や世界の意味を明らかにしてくれるのではないか?」という期待感が生まれつつあった。書は、そうした気風を感じ取った軍人タイプのヴェーバーが、「意味を一挙に解明してくれるような超越項など存在しない」とニーチェばりに看破し、「学問を職業とするかぎりは、当に取り組むべき根問題に、着実に、日々コツコツと取り組まねばならない」と説く学問論だ。 これに加えて、書では価値自由や世界の脱呪術化(魔法からの世界解放)といった、合理性と並ぶヴェーバーの重要な概念も示されている。以下ではそれらについても確認することにした

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    luixxiul 2013/10/22
  • ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を解読する

    マックス・ヴェーバー 『プロテスタンティズムの倫理と資主義の精神』は、社会学者マックス・ヴェーバー(1864年~1920年)の代表作だ。1905年に発表された。ヴェーバーには多くの著作があるが、ヴェーバーといったらコレ!というくらい知名度は高い。 『プロテスタンティズムの倫理と資主義の精神』のテーマは、近代資主義の起源だ。なぜ中国や日ではなく、また古代メソポタミアやギリシアではなく、ヨーロッパ近代において資主義が成立するに至ったのか。またその条件は何か。これが書のメインテーマだ。 「プロテスタンティズムが資主義の質だ」とは言っていない 先入観をもっていたり膨大な知識に圧倒されたりすると、しばしば私たちはそれらの内容を細かく吟味せず、雑に受け取ってしまうことがある。 書に関して言えば、「ヴェーバーはプロテスタンティズムが資主義の中心にあると考えた」と解釈されることがとても

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    luixxiul 2013/05/07
  • デューイ『経験と教育』を解読する

    ジョン・デューイ(1859年~1952年)は、パース、ジェイムズと並んでプラグマティズムを代表する20世紀アメリカの哲学者・教育思想家だ。 書『経験と教育』(1928年)で、デューイは教育質論を展開する。デューイはかなりの長生きで、晩年にいたるまで数多くの著作を残したが、なかでも『経験と教育』は彼の教育思想のポイントをコンパクトに伝えている。 教育質から考えよ デューイによれば、教育思想の歴史はひとつの対立によって貫かれている。それは教育は内部からの発達とする見方と、外部からの形成だとする見方の対立だ。素質の自然の発育を信じる派と、詰め込みを重視する派の対立、と言い換えてもいい。 教育理論の歴史は、教育は内部からの発達であるという考え方と、外部からの形成であるという考え方との間にみられる対立によって特徴づけられている。またその歴史は、教育は自然的な素質を基礎におくという考え方と、

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    luixxiul 2013/04/18
  • ニーチェ・哲学早わかり

    ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェ(1844年~1900年)は、数多くいる哲学者のなかでも特に有名です。「神は死んだ」や「超人」といった概念でよく知られており、その反キリスト教的・反道徳的態度は、哲学者としては“異端”としか言いようがありません。 ただ気をつけておきたいのは、ニーチェはキリスト教や道徳を批判すること自体を目的としていたわけではないということです。たとえ自分の生と世界そのものが苦悩に満ちていたとしても、どうすればそれらを「よく」肯定することができるか。自分の人生に唾を吐き、他人をやっかむのではなく、自分にとって“よい生”を目がけるためにはどうすればいいか。ニーチェがキリスト教や道徳を批判したのは、まさにこうした問いに答えるためでした。 私は最初ニーチェについていいイメージをもっていませんでした。ただそれは、別にニーチェの思想がどうのというのではなく、「キリスト教が危ないって

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    luixxiul 2013/04/17
  • ニーチェ • 哲学早わかり | Philosophy Guides - 哲学ガイドブログ

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    luixxiul 2013/04/17
    ニーチェの思想の全体像を紹介。
  • jQueryのtoggleSlideを使ってみる - Wataame Frog

    ボタンやリンクなどをクリックしたら、みょいーんとDIVやらpで括ってた部分を表示させるというのを実装する、jQuery のtoggleSlideを使う方法。 これも検索頻度の高いものなので、自分のメモとして残しておきます。 「クリック」ってところをクリックすると、「ここが開いて表示されるよ!」ってところが表示されるようにしてみます。 まずはこんな html を書いてみます。 <span id="slideClick">クリック</span> <div id="target"> ここが開いて表示されるよ!<br /> ここが開いて表示されるよ!<br /> ここが開いて表示されるよ! </div>

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    luixxiul 2013/04/11
  • ジェイムズ『プラグマティズム』を解読する

    書『プラグマティズム』は、アメリカ出身のプラグマティスト、ウィリアム・ジェイムズ(1842年~1910年)による著作だ。1907年に発表された。 プラグマティズムは、チャールズ・サンダース・パースによって19世紀に開発され、ジェイムズを経て、ジョン・デューイに引き継がれた比較的新しい思想だ。書は、ジェイムズがプラグマティズムについて論じた講義をまとめた著作だ。 対立を調停しようとする哲学 プラグマティズムと聞くと「中身の薄いアメリカ的実用主義だ」と考えるひともいるかもしれない。 正直なところ、私も初めは(というか、読む前に)そう思っていた。しかし実際に読んでみるとそれがかなりの部分において偏見であることに気づかされた。 ジェイムズは書の冒頭で以下のように言う。 私たちの社会には様々な対立がある。それは日常生活においても、また文学や美術においても見られる。哲学でも全く同様の対立がある。

    ジェイムズ『プラグマティズム』を解読する
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    luixxiul 2013/04/02
  • アリストテレス『形而上学』を解読する | Philosophy Guides

    書『形而上学』は古代ギリシアの哲学者アリストテレス(紀元前384年~紀元前322年)による著作だ。 アリストテレスは哲学から政治学、数学、自然哲学(いまでいう自然科学)から詩学まで、膨大な知識をもっていた。今日の学問の礎を築いたと言っても、決して言い過ぎではない。書は、そうした諸学、とりわけ自然的実体を探求する自然学(physics)の基礎となる事柄をテーマとして著された著作だ。 アリストテレスによれば、自然学は事物をその具体的な対象性において探求し、それらのあり方について論じる。一方で、形而上学は、それら具体的な事物を「存在するもの」として捉え、そもそも存在するものとは何かについて探求する学問である。 形而上学と聞くと、いわゆる真理を探求する学問と思うかもしれないが、それは後世の哲学者たちによる解釈であって、アリストテレスのいう形而上学とは、かなり性質が違う。アリストテレスの形而上学

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    luixxiul 2013/03/25
  • 「インド哲学・哲学早わかり」を公開しました | Philosophy Guides - 哲学ガイドブログ

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    luixxiul 2013/03/23
  • ルソー・哲学早わかり

    ジャン=ジャック・ルソー(1712年~1778年)は、18世紀のフランスで活躍した哲学者です。代表作に『学問芸術論』(1750年)『人間不平等起原論』(1754年)や『社会契約論』(1762年)のほか、『エミール』や『新エロイーズ』、『告白』などがあり、教育学者や作家としての一面も備えています。 フランスの哲学というと、アンリ・ベルクソンやジル・ドゥルーズのように、レトリックで読者を眩惑するような書き方をする哲学者も少なくないのですが、ルソーはそのようなことはなく知的な誠実さを感じさせます(近代哲学の父であるデカルトにも同様のことが言えます)。 一方、人格的にはかなり問題があったようです。マゾヒズムや露出癖、被害妄想、自分の子供を孤児院送りにしたなど…。ここには孤児としてさまざまな場所に身を寄せて生活していたというルソー自身の苦い経験が影を落としているのかもしれません。 キーワード ルソー

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    luixxiul 2013/03/23
  • ロック・哲学早わかり

    ジョン・ロック(1632年~1704年)は『人間知性論』や『市民政府論』で知られる、17世紀のイングランド出身の哲学者・政治哲学者です。 哲学史的には、デカルトの少し後、スピノザやライプニッツらの(大陸)合理論と同時代で、ヒュームの先輩に当たります。 ロックの業績は主に2つあります。ひとつは認識論でひとつの立場「経験論」を打ち立てたこと、もうひとつは政治哲学でアメリカ政治思想のリバタリアニズム(ロバート・ノージックなど)の土台を作り上げたことです。 経験論 ロックといえば「タブラ・ラサ」が有名です。タブラ・ラサという概念自体はロック以前から使われていたようですが、ロックがそれによって言わんとするのは、私たちの認識は神のような最高者から送り込まれてくるものではなく、あくまで私たちの知覚経験に基づいているのだ、ということです。 確かに「脳こそ認識を可能としているのに…」と自然科学的に批判するこ

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    luixxiul 2013/03/23
  • カント・哲学早わかり

    イマヌエル・カント(1724年~1804年)は近代哲学のひとつの山場とも呼ぶべき哲学者。主著の『純粋理性批判』(1781年)、『実践理性批判』、『判断力批判』は「三批判書」と呼ばれ、読み返すたびに新しい発見を与えてくれます。 カントが優れているのは、ひとりで真善美の問題を原理から全て考え直し、それらについてカントなりの(しかし深い洞察による)解答を示したところにあります。もちろん全部が全部事態をうまく言い当てているわけではありませんが、原理の「深度」には確かに驚かされます。 ただカントの場合、書き方がドヘタなので、ポイントを捉えるのは一筋縄では行きません。カントはルソーを愛読していたようですが、書き方の率直さという点でいえば、両者ほど対極的な哲学者はいないと言っていいでしょう。愛読していたなら書き方も見習ってほしかったですけどね…。 『純粋理性批判』で認識の問題に取り組む 『純粋理性批判』

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    luixxiul 2013/03/20
  • マーダヴァ『ジャイナ教綱要』を解読する

    ジャイナ教の旗 『ジャイナ教綱要』(原題は「阿羅漢の教え」)は、原作者マーダヴァの創作に加えて、さまざまなジャイナ教の著作の主要部分の引用によって構成されている。 マーダヴァは14世紀の思想家で、インド哲学ではかなり後期に分類される。当時はすでに仏教の説も出揃っており、それらを材料としながら、マーダヴァは自分の説を練り上げている。 ジャイナ教は、虫をも殺さまいとする徹底的な不殺生の戒律でよく知られているが、同時に徹底的な相対主義に依拠してもいて、宗教的リゴリズムが相対主義と同居するという独特の性格をもっている。今日でもインドの一部の人々によって信仰されている。 三宝(正見・正知・正行)が解脱への道 ジャイナ教は、仏教と同じく、それまでの伝統的なバラモン教の教えを批判して現れてきた宗教である。 ジャイナ教にとっても、中心の問題は、現世からの解脱はどのようにして可能かということである。これにつ

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    luixxiul 2013/03/16
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