2020年6月25日のブックマーク (1件)

  • 人間の知恵をつかさどる遺伝子をサルに移植した結果、脳が成長しヒト化が進む(日・独共同研究)

    私たちの脳はその大きさにおいて他の霊長類のものとは一線を画している。どうやら、脳が大きくなる秘密は、ある遺伝子にあったようだ。 マックス・プランク分子細胞生物学・遺伝学研究所や慶應大学などの研究チームによって、コモンマーモセット(学名 Callithrix jacchus)というオマキザルの仲間の胎児に、ある人間の遺伝子を移植するという実験が行われた。 その結果、サルの脳が通常よりも大きく成長することが確認されたと、『Science』(6月18日付)で報告されている。 人間だけに存在する知恵の遺伝子をサルの胎児に移植 その遺伝子は「ARHGAP11B」といい、人間だけに存在する。言語や計画など、高度な認知機能を担う「新皮質」を大きくさせる役割があることで知られるものだ。 この遺伝子をウイルスの運び屋を利用してサルの胎児に移植したところ、まるでホモ・サピエンスの脳がたどった進化と同じようなこ

    人間の知恵をつかさどる遺伝子をサルに移植した結果、脳が成長しヒト化が進む(日・独共同研究)