ブックマーク / blog.livedoor.jp/y0780121 (2)

  • 佐藤秀の徒然幻視録:LIFE!〜ひとりインセプション 5の3乗

    デジタル化と夢想する時間の問題 公式サイト。原題:The Secret Life of Walter Mitty。ジェームズ・サーバー原作、ベン・スティラー監督・主演。クリステン・ウィグ、ショーン・ペン、シャーリー・マクレーン、アダム・スコット、パットン・オズワルト、キャスリン・ハーン。「虹を掴む男」(原題は同じ、1947)のリメイク。写真エッセイ誌「ライフ」が廃刊し、オンライン化するのを象徴にしてメディアが紙からデジタルに移行することで人間の精神がどう変容するかがテーマのようだ。 作でたびたび語られる“zone out”(心ここにあらず、別世界に逝く)状態になる人間の精神の自由がスマホなどに時間を奪われて空想する暇もなくなり、精神の遊びが実は枯渇するる懸念を訴えているように見える。空想がネット(所謂“ながらスマホ”を想起すれば分かりやすいかも)に乗っ取られる危機がライフ誌廃刊の危機と重

    佐藤秀の徒然幻視録:LIFE!〜ひとりインセプション 5の3乗
  • 佐藤秀の徒然幻視録:ゼロ・グラビティ〜脱力速度早過ぎ

    映像美のためなら何でもアリなのか 公式サイト。原題:Gravity。アルフォンソ・キュアロン監督、サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー、(声)エド・ハリス。地上600キロの空間は一昔前ならSFだろうけど今や限りなく“地上”(日常)の出来事に近い。普通のディザスター・ムービーの分野に収まりそうなのだけれど、あまりにも無理矢理な設定が多過ぎ。 国際宇宙ステーションは高度約400キロ、ハッブル望遠鏡は560キロ、中国の宇宙ステーション天宮は350キロ。ちなみに天宮は正確には宇宙実験室で神舟がドッキングされたまま待機しているような大型ではない。これは最近のハリウッドに見られる中国市場を意識したサービスだろう。 高度が違えば相対速度も違う、軌道の角度もそれぞれ違う。なのになぜか天空のスーパースター達は高度600キロ付近に水平距離的にもお隣さん同士で、宇宙遊泳散歩気分で「お邪魔します」と訪ねて行け

    佐藤秀の徒然幻視録:ゼロ・グラビティ〜脱力速度早過ぎ
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