ノーベル平和賞を受賞し、日本の教科書でも扱われたマザー・テレサをめぐる“黒いウワサ”が改めて取りざたされている。2016年9月には「聖人」に列することが決まっているが、いまだに醜聞騒ぎが繰り返される背景とは? 《カトリック教会の「聖人」》 カトリック中央協議会によると、生存中にキリストの模範に忠実に従い、その教えを完全に実行した人たちのことで、「殉教」もその証明となる。海外では ジャンヌ・ダルクや2代前のローマ法王、ヨハネ・パウロ2世 、日本の教会関連では聖フランシスコ・ザビエル、豊臣秀吉のキリシタン禁止令で処刑された日本26聖人殉教者らがいる。〔 カトリック中央協議会 〕