ベネズエラの首都カラカスで8日、故チャベス大統領の母エレナ・フリアスさんと顔を寄せ合い、手を握るイランのアフマディネジャド大統領。ベネズエラ大統領府が公開した=AP 【テヘラン=北川学】イランのアフマディネジャド大統領が、ベネズエラの盟友チャベス大統領の死去をめぐって宗教上の「タブー」を犯す言動をしたとして、イラン国内で物議を醸している。 問題視されているのは、8日の国葬でアフマディネジャド氏が、チャベス氏の母親エレナ・フリアスさんと顔を寄せ合い、手を握って悲しみを分かち合った行為と、6日に発表した「チャベス氏はイエス・キリストとともに復活し、人々に正義と平和をもたらす」とする追悼メッセージ。 イスラム教シーア派を国教とするイランでは、男性と女性が公の場で握手することは厳しく戒められている。さらにシーア派では、9世紀に姿を消した第12代イマーム(預言者ムハンマドの血を引く指導者)が、