生前のプリンス(Prince)が残した未発表曲を収録したEP『Deliverance』が4月21日にリリースされる。しかし、このリリースに対して、ペイズリー・パークとプリンスの遺産管財人が訴訟を起こした。被告は、EPの共同作曲者であり、プロデューサーのイアン・ボクシル(Ian Boxill)。原告団は、「ボクシル氏は、自らの利益のために複数の曲を利用しようとしている」と主張し、所有権を求めて争う姿勢を見せている。現段階で、このEPがリリースされるか否かはわかっていないが、〈紫の君〉は、このような状況をどう思っているのだろうか。プリンスの事例から、アーティスト死後の未発表曲リリースについて考えてみる。 追記:日本時間4月21日の深夜、米国連邦裁判所は原告の要求を認め、『Deliverance』のリリースは中止となった。これまで試聴できていたSOUNDCLOUD及び、『Deliverance』
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