新型コロナのデータを検証した独立機関がアストラゼネカのワクチンに関する情報に懸念を提起している/Finnbarr Webster/Getty Images (CNN) 米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)は23日に異例の声明を発表し、新型コロナウイルスワクチン候補の臨床試験データを検証した独立機関のデータ安全性モニタリング委員会(DSMB)が、英製薬大手アストラゼネカの発表した有効性に関するデータに懸念を表明したと発表した。 NIAIDの声明では、「アストラゼネカが臨床試験の古くなった情報を含めた可能性があり、そのために有効性に関するデータの評価が不完全になった可能性がある」と指摘。同社に対し、DSMBと連携して有効性に関するデータを検証し、最も正確かつ最新のデータをできるだけ早く公表するよう求めた。 アストラゼネカは22日、米国で実施した臨床試験の結果として、症状のある症例に関し