身長が2年間に0.5cm以上縮んだ人は死亡リスクが26%上昇することが、40歳以上の日本人約22万人のデータを分析した研究(*1)で明らかになりました。 わずかな身長の短縮も死亡リスクと関係する? 近年、腰の曲がった高齢者を見かけることはほとんどなくなりました。それでも、高齢になると、徐々に身長が縮んでいきます。身長の短縮は40歳代で始まり、70歳以上になると加速します。原因は、骨粗しょう症や、背骨を構成する椎骨の骨折、椎間板の変形、姿勢の変化などさまざまです。 これまでに行われた研究では、高齢者では、長期間(例えば10年を超える期間)に身長の明らかな短縮(例えば2~5cm)があった場合、死亡、骨折、心筋梗塞などの心血管疾患のリスクが有意に上昇すると報告されています。しかし、それより小さな身長の短縮も死亡リスクに影響を及ぼすかどうかは明らかではありませんでした。 そこで福島県立医科大学など
![身長のわずかな縮みも死亡リスク上昇と関係](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e1518ca002ff0b0ae4538fb75b92317b7e5a336c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgooday.nikkei.co.jp%2Fatcl%2Fcolumn%2F15%2F050800004%2F070400226%2Fsns.jpg)