4月のある平日の早朝、28歳の女性が集うある「朝会」を訪ねた。テーブルを囲んで、参加者が口々に将来のキャリアについて語っている。 この朝会は、人材会社のエン・ジャパン、クチコミサイト運営のウェディングパーク、ソーシャルゲーム大手のドリコムの3社が共同で開催したもの。 「自社内だけだとロールモデルも限られているし、悩みを語り合う機会もなかなかない。他社で活躍している同世代の話を聞くことが刺激にもなると思いました」。 幹事の一人、ドリコム広報部の佐藤志穂さんが会の趣旨を説明する。佐藤さんは自身も28歳だ(開催時)。 開催を早朝にしたのは、参加者の多くが連日の残業で夜は抜けられないという現実があるためだ。各社内で大きな期待を背負いながらバリバリと仕事に猛進しているのが彼女たちの日常なのだ。 20代女性の「現実的なイメージ」 「社内貯金が必要だ」と話す女性は、子どもの体調による欠勤を余儀なくされて