タグ

ブックマーク / yosinote.hatenablog.com (45)

  • アニメはあまり観ていないけれど好きなアニメを挙げてみた極私的アニメ映画ベスト10 - うろおぼえ日常

    あまりアニメ映画を観てませんが、ワッシュさんのアニメ映画ベスト10企画に図々しくも参加させていただきます。自分の記憶の中のアニメ映画をたどる契機を与えていただいてありがとうございます。というわけでさっそく。 1位『パプリカ』 これは今監督没後のリバイバルのフィルム上映を映画館に観に行って、「これ映画館で観てマジよかった!」と思った一。アニメーションだからこそできるイマジネーション溢れる表現を観ることができた!という満足感、脳内の普段つかってない回路を開かれた気持ちになったなぁ。夢探偵パプリカちゃんのキュートさ!悪夢的不気味さの表現も大好き。 2位『AKIRA』 いわずもがなの『AKIRA』。これもたまさかリバイバル上映をフィルムで観られたんですが、芸能山城組の音楽のかっこよさにヤラれました。あのOPの暴走シーンをいつまでも観てたらトランス状態になりそう。そしてやっぱ「かっこいい」の一言。

    アニメはあまり観ていないけれど好きなアニメを挙げてみた極私的アニメ映画ベスト10 - うろおぼえ日常
  • 『ゴジラ』をみたよ - うろおぼえ日常

    久々です。『ゴジラ』を最近観たのでさっくり感想書いておこうかと。ちなみに自分は、怪獣映画についてはこどもの頃にドラえもん映画とかとの併映で『モスラ』を観たっけ、とか、あとは、円谷プロもの(ウルトラマンシリーズとか)はこどもの頃TVで普通に観てたよな、という程度のものです。完全ネタバレしてます(『モンスターズ/地球外生命体』のネタバレもあり)。 初代『ゴジラ』は先日TOHO系でやった特別興業で観ました(初見)、かなりシリアスな展開と主役とクレジットされている宝田明の役の軽さに驚いた。芹沢教授こそ真にドラマの主役じゃん!同行者(怪獣映画大好き者)に話すと宝田明はあくまで狂言回しだからああいうのでいいのだ、と。なるほど、ゴジラという怪獣自体が超自然=不自然の極みで、それをストーリーとしてなんらか展開させるには人間がドラマ部分というか「あらすじ」を紡ぎだす狂言回しをするしかないわけで。あくまで怪獣

    『ゴジラ』をみたよ - うろおぼえ日常
  • 『アデル、ブルーは熱い色』 - うろおぼえ日常

    『マリアンヌの生涯』を読み進める高校生のアデル。劇中ほかにも名前がでてくる『クレーヴの奥方』にしても、『危険な関係』にしても、フランスのクラシックな小説というと、恋に落ちた者らの心理・心情の流れや動きの描写で構成されている恋愛心理小説がとても印象的。この映画もそれらフランスの名作心理小説のように、アデルの心の動きに沿って展開する。 一見してまず気づくのだけど、今作はとても接写が多い。人物のクローズアップの連続。それほどに表情や目の動きなどが微妙な心理を語るわけで。たとえば、アデルは不図すれ違った青い短髪の女性にふと目を奪われ、思わず我を忘れて夢中になる。それ以降、ひとり部屋にいるとき、ふっと行動がとまり一瞬物思いにふけるような場面、アデルの表情をみれば「あぁ、青い髪の彼女を思い出してるんだな」と観ているこちら側に“わかっかちゃう”んですよね。それは、青い髪のエマがアデルと初めて話すゲイバー

    『アデル、ブルーは熱い色』 - うろおぼえ日常
  • 2013年に観た映画をすべてふりかえる(前編:1〜30) - うろおぼえ日常

    昨年観た映画、ふりかえってみます。印象に残った、自分の心に刺さった、そして大好きだと思った順で今日はとりあえず30。まずどれも甲乙つけがたく大好きな1〜15。 1、毒戦 掛け値なしにおもしろい!アジアン映画祭オープニング上映で観ました。ルイス・クーとスン・ホンレイの存在感と顔芸、大陸のロケーション、いつものトー組俳優たちの安定感、スリリングな銃撃戦やアクションに大満足!観終えてなお興奮、いまも予告を観るだけでわくわくします。映画祭でトー監督の登壇もあって、より印象深い鑑賞体験となったような気がします。 2、GF*BF こちらもアジアン映画祭にて。台湾のキラキラとした青春映画の切なさ、美しさ、苦さの結晶のようでした。とにかく美しくせつない。グイ・ルンメイがすばらしい。観ながら、観終えてそして今も大好きだと感じています。 3、わたしはロランス 年末にかけこみで観ました。トランスセクシュアルの

    2013年に観た映画をすべてふりかえる(前編:1〜30) - うろおぼえ日常
  • 『マーサ、あるいはマーシー・メイ』原題:Martha Marcy May Marlene - うろおぼえ日常

    マーサは現実社会から逃避した、そして逃避した先からまた逃避した。逃避先で彼女に起こったことはなんだったのか。そして彼女は「原状復帰」できるのだろうか、かつての彼女となにかが決定的に異なる烙印を受けたように見えるのだけど、果たして… 説明セリフなし、きわめて静かな映画。その音の無さ、自然の音、不意に松ぼっくりが夜の屋根に落ちる音、生活音…音の効果がマーサの怯え、不安、焦燥…現実へ溶け込めない違和感をさらに際立たせる。 おそらく両親を失った姉妹。姉ルーシーは大学へ進み、一人暮らし(or寮暮らし?)して、そのまま順調に就職し、休暇をすごす湖のほとりの家まで借りられるような暮らし。一方妹マーサは叔母と一緒に暮らしていたらしいが、大学に進めず、折り合いの悪い叔母の家を飛び出して、とあるコミューンへ入る。 うん、“あるある”だな。反文明的。自然、有機農業、自給自足、贅沢は敵、フリーセックス、音楽、コミ

    『マーサ、あるいはマーシー・メイ』原題:Martha Marcy May Marlene - うろおぼえ日常
  • 夜の夢もまこと『風立ちぬ』 - うろおぼえ日常

    江戸川乱歩の有名なことばに「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」っていうのがありますよね。彼が色紙によく書いたりしてた定番のフレーズです。映画『風立ちぬ』のOPを観て、まずそれを思い出した。 映画は次郎少年の夢からはじる。夢の中ではドイツ人とも普通に会話が通じるし、風を切って空を飛ぶあり得ないデザインの飛行機の翼の上を歩くことだってできる。異国とも日とも分からぬロケーション。それらすべて夢だと思うと納得できる。夢の中では、色彩の感覚すらあいまい。声や音すらあいまい。夢の中で聞こえる声は大声なのか小声なのか、それすらわからぬ。だってすべては脳内に響くことばだし、脳内に映写されたイメージだから。実際に網膜に映った映像を見ているわけでも、鼓膜をゆらす音を聞いてるわけではないのだから。脳内に湧出するイメージが時に、オトナや子供、同性や異性、少年少女という他者のような存在を感じさせたり、彼/彼女ら

    夜の夢もまこと『風立ちぬ』 - うろおぼえ日常
  • 2013年上半期に観た映画ふりかえりと年間ベスト候補作 - うろおぼえ日常

    上半期はアジアン映画祭というイベントもあり、いい映画をたくさん観られました。とりあえず上半期のふりかえり。 1月 テンションがあがる!というほどの衝撃はないけれど、じわりと印象にのこるものに出会う。私的にはホン・サンスの特集上映がそうでしたね。今思い返してもじわじわおもしろい。観ている間や直後は「料理でいうと、べてすぐ味わからんけどなんかクセのある美味さみたいな感じ」と思ってたのですが、時間が経つとすごいユーモアがあってたのしいなぁ、と印象がアップ。『3人のアンヌ』もたのしみですよ。その他『ライフ・オブ・パイ』、『ザ・ウォーター・ウォー』 世の中:ダイオウイカTV放送。坂東英二TVからすがたを消す。 2月 なんといっても『奪命金』。頭抜けておもしろかった。チンワンが最高なのですよ…。その他『アルバート氏の人生』『ゼロ・ダーク・サーティ』『人生、ブラボー!』 世の中:倖田來未が「ラブリー」

    2013年上半期に観た映画ふりかえりと年間ベスト候補作 - うろおぼえ日常
  • 彼女の、仕事と人生/人生と仕事『ゼロ・ダーク・サーティ』 - うろおぼえ日常

    この1年は仕事人生について、ぼんやり考えることが増えたりしたのです。生活に占める仕事の割合がかなりのパーセンテージになってしまい、職場を離れてもなお、仕事のことが延々と脳の一定割合を占めてとどまり続け気掛かりで頭を悩ませたり。お金がないと生きていけないので、お金を安定的に得るために就職します。それが熟慮の末に就いた、というわけでもなく色々の偶然や諸々の選択の行きつく先に得た職でないことも多い。憧れ焦がれて就いた職でも、適正がなかったとか、こんなはずでは…と辞めることもあろうし、なんとなく成り行きもあって就いた職が、適正ばっちりではまることもありましょう。自分は「憧れ焦がれ就いた職」ではなく、「なんとなく成り行きもあって就いた職で、適正は普通、お給料もらうだけの職責は果たそう」という感じでありまして、これまでも多忙な時期や困難なこともたくさんありましたが、この一年はかなり厳しかった。「現在

    彼女の、仕事と人生/人生と仕事『ゼロ・ダーク・サーティ』 - うろおぼえ日常
  • 2012年に観た新作映画を全部ふりかえる:その2(極私的全ランキング) - うろおぼえ日常

    すべてベスト10扱いとしたいベスト30は先日の日記にまとめました。 ↓ http://d.hatena.ne.jp/yosinote/20121227 先日の日記を書くためにベスト30の各作品の画像を集めたのですが、楽しい作業だったな。各作品についていくつか出てくる画像のなかでもお気に入りのを貼ってみたのですが、いかがでしょうか? ベスト30まで再掲いたします。 1 サニー 永遠の仲間たち 16 ルルドの泉で 2 As Luck Would Have It 17 ミラノ、愛に生きる 3 ファミリー・ツリー 18 ミヒャエル 4 高海抜の恋 19 少年は残酷な弓を射る 5 桐島、部活やめるってよ 20 シスター 6 ヤング≒アダルト 21 気狂いピエロの決闘 7 007/スカイフォール 22 捜査官X 8 私が、生きる肌 23 トガニ 幼き瞳の告発 9 孤島の王 24 盗聴犯〜死のインサイダ

    2012年に観た新作映画を全部ふりかえる:その2(極私的全ランキング) - うろおぼえ日常
  • 空中キャンプさんの2012年に観た映画をふりかえるに参加します - うろおぼえ日常

    どうもです。先日、11月に観た映画をふりかえったのは、空中キャンプさんの企画に備えてでもあったのでした。今年は映画祭や企画上映で観たものでこれは!というものに出会ったのが自分の中で上のほうに来るものがあったのですが、空中キャンプ賞の意義をふまえ、全国公開作に限ってみました。1,2,3は順不同。3に絞るのはしんどかったな。 1、サニー 永遠の仲間たち 観ている間も観終わっても、気持ち揺さぶられ続けてた。出てくる誰しも愛おしい(敵役も含めて)。ラストのサラっとした感じも好みだし、キャストが当にすばらしかった。完璧な作品ではないけど、自分の心に響いた大好きな映画です。 サニー 永遠の仲間たち デラックス・エディション DVD 出版社/メーカー: TCエンタテインメント発売日: 2012/11/02メディア: DVD購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (37件) を見る2、ファ

    空中キャンプさんの2012年に観た映画をふりかえるに参加します - うろおぼえ日常
  • [映画]ホラー映画ニガテ人間の「怖かった(含:怖くて観てない)映画ベストテン」 - うろおぼえ日常

    映画について詳しい方々の参加されているワッシュさん恒例企画に今年は初めて参加してみます。でも全然知らない、というかニガテ分野極まれり、のホラー映画というジャンルでの参加。ホラーとあらば、劇場にかかっていてもほぼスルーという人間によるまったく浅薄きわまりないベストですが思いつくまま並べます。(思いついた順) 1、CURE 監督:黒沢清 これは夜中にビデオで観て、エライ恐ろしくて、ひとりで真夜中の部屋にいるのがこわかった。ほかの黒沢作品でもホラー色の強そうなのは、未だこわくてあまり見られてない。非ホラーの『トウキョウソナタ』ですらすごいこわかったんだぜ? 2、リング 監督:中田秀夫 最後のシーンはすごいびっくりした(今やギャグみたくなってるけど)。気でこわかった、驚いた、声出た。 3、シャイニング 監督:スタンリー・キューブリック 映画に横溢しつづけるこわさ。雰囲気。傑作ですね。 4、レボリ

    [映画]ホラー映画ニガテ人間の「怖かった(含:怖くて観てない)映画ベストテン」 - うろおぼえ日常
  • 面倒くさくて厄介だけどこの世界で生きるしかないのです『桐島、部活やめるってよ』 - うろおぼえ日常

    大喜利したくなるタイトルでは今年イチニを争ったでしょう(多分一位は『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』)。高校生の屈託や厄介をスクールカーストや女子や男子や部活や文化部や帰宅部や運動部を絡めてひっくるめて扱っているときいて、観たいな、と思って足を運びましたよ。 男子バレー部キャプテンで部の中心的存在であり、万能*1な桐島はスクールカーストのトップにいる男の子。とある金曜日、いつもとかわらぬはずの金曜日なのにその日桐島は登校せず、しかも部活をやめたそうな。彼が所属していた男子バレー部、彼の“カノジョ”梨紗とその女子友達、桐島とつるんでいた男友達、梨紗のクラスにいるスクールカースト下位の映画部部長や吹奏楽部の部長らの日常や関係性に微妙な影響を及ぼしていく 高校生の時代―学校が生活の大部分でそこでの立ち位置や友人らとの付き合いや力関係やかけひき…その頃のことを思い起こさせる映画。桐島は空

    面倒くさくて厄介だけどこの世界で生きるしかないのです『桐島、部活やめるってよ』 - うろおぼえ日常
  • 女王の帰還『ヤング≒アダルト』 - うろおぼえ日常

    『JUNO』の脚&監督のコンビということで期待して出かけました。観てすぐに思い出したのは同監督の前作『マイレージ・マイライフ』。あのラストのなんともいえない複雑な気分…寂しさやほろ苦さと同じ感覚を味わいました。きっと同じように『マイレージ〜』を思い出した人は多かったんじゃないかな。 ミニアップルことミネアポリスに住むメイビスは美人だけど、恋も仕事もうまくいかなくなってきた37歳の女性。ドンづまり感を覚えている彼女にかつてのBFバディとベスの夫婦から赤ちゃん誕生のお知らせがやってくる。その知らせに現況の閉塞感のおもいがけない突破口*1が現れたかのように感じた彼女は、BFとの思い出のカセットテープでTFCの『ザ・コンセプト』をカーステレオでかけながらひた走る。帰還した彼女を待っていたのは、田舎でしあわせそうに暮らすバディらや、高校時代にゲイだとでっちあげられて暴行され大ケガを負ったオタクなマ

    女王の帰還『ヤング≒アダルト』 - うろおぼえ日常
  • 『メランコリア』 - うろおぼえ日常

    ラース・フォン・トリアー監督の『メランコリア』を観てきましたよ。前作『アンチクライスト』の衝撃も冷めやらぬトリアーの新作が全国シネコンでかかるということでTOHOシネマズで鑑賞しました。事前情報はトリアー監督が今作にかかるカンヌでの記者会見でやらかしてしまった、というゴシップ情報と、一度予告を見た程度のもの。予告の惑星衝突のビジュアルをみて、「?」が頭に浮かびつつも、なんだかすごそうだな、と期待しておりました。 冒頭、iPhoneで写真をぺらぺらめくってみるように現れるスーパースローの映像。なんかティルト撮影ぽい質感のくっきりしながらも非現実な感じを帯びている不思議な明晰さが美しかったですな。『アンチクライスト』でもあった手法をさらにブラッシュアップして使ってるような感じ。ここで後の物語を暗示するようなイメージ画像集でしたね。一番うぉ、と思ったのは、どこかあらぬ方をみながら微笑むキルステン

    『メランコリア』 - うろおぼえ日常
  • 『ドラゴン・タトゥーの女』 - うろおぼえ日常

    昨年からずっと楽しみにしていました、D・フィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』。ようやっと日公開とのことでワクワクしながら足を運びました。原作未読・スウェーデン版オリジナルは未見(原作はこれから読みますが、とりあえずフィンチャー版映画だけ観ての感想を書きます)。 予告でも流れていた『移民の歌』が使われているOPの映像がすごい!との噂だったのでかなり期待していたのですが、それに十分応えている、というか更に上を行くようなものを見せられてゾクゾクした。自分はまったくもってクリエイティブな感じではない職種の者ですが、そんな自分でも脳の創作をつかさどる部分*1を刺激されるような感じだった。もし自分がクリエーターなら、こんなすごいのを自分も創りたい!と創作意欲を掻き立てられただろうな、と思ったのです。真似したくなるというか*2とにかく心を鷲掴みされました。 そんな黒のOPからスウェーデンの雪に

    『ドラゴン・タトゥーの女』 - うろおぼえ日常
    m-ism6021
    m-ism6021 2012/02/18
    >信頼できる、自分の一部を預けられる、ということの貴重さ
  • ある愛の物語『J・エドガー』 - うろおぼえ日常

    イーストウッドの新作とあらば観ないと、と初日に出かけましたよ。FBIを作り上げた男:フーヴァー長官についての物語の映画で、アメリカでは評判がイマイチだったそうですが、フーヴァー長官についての予備知識もそんなにない自分にとっては、とてもおもしろかったのです。たとえば。スキャンダラスであったり、噂や真偽不明の伝説がまとわりつくある実在した大物の人生をテーマに映画がつくられたといわれると、あらかじめある程度の人物イメージがあったうえで「あの噂の真相や、あの出来事の裏側はどんな風に描かれてるんだろ」と興味をそそられる部分がありますよね。今作に対してのアメリカ人の期待もそういう部分が大きかっただろうな。そういう期待をしてこの作品を観たら、当に肩すかしをくらったような感じになると思う。リンドバーグの子供の誘拐事件、ギャングの撲滅、共産主義者の検挙、キング牧師への圧力や暗殺、ニクソン大統領との駆け引き

    ある愛の物語『J・エドガー』 - うろおぼえ日常
    m-ism6021
    m-ism6021 2012/02/06
    >この映画を観てもフーヴァーのことは好きにはならないけど、フーヴァーとクライドの二人の関係性は、ちょっと胸に響く
  • 2011年に観た映画をふりかえるベスト20くらいまで&極私的全ランキング - うろおぼえ日常

    2011年、細々ながらも1年間日記を続けられたらいいな、継続は力になるかな、と思いつつ書いてきましたが、なんとか1年完走できました。今年は環境的にも時間的にも気分的にも余裕を持てる状態だったので、映画館に行けるだけ行ってやろう、と決めていそいそと出かけた1年でした。…ということで、今年観た全新作の極私的ランキングをつけてみました。トップ20くらいは変わらないと思うけど、それ以下はランキング用に入力したエクセルのシートを見るたびに順位の入れ替えをしている状態でして、一挙に30ランクアップ!15ランクダウン!とか…つまりほぼ順不同のような感じ。トップ100くらいでも全然好きな作品があるしなぁ。ハズレ作品には当たりたくないので、評判を聞いて避けたものもあるのでそんなガックリきたものはないのです。というわけで2011年12月30日現在の気分でのランキングです。午前十時の映画祭などの旧作の再上映は除

    2011年に観た映画をふりかえるベスト20くらいまで&極私的全ランキング - うろおぼえ日常
  • しあわせ気分『宇宙人ポール』 - うろおぼえ日常

    事前の評判がすごくよかった上に、町山さんが年間ベストに選出したこともあって期待値は相当高かったのですが、期待にたがわぬ映画でした。脚が〜、とか演出が〜というような細かいことはおいといて、観ていてしあわせになれるのですよね。ストーリーやシーンの詳細を語らずとも、観て、体感せよ!という感じ。このしあわせな感じはどこから感じるんだろうな、と考えるに、まず、サイモン・ペッグ(グレアム役)とニック・フロスト(クライヴ役)の二人に由来していて。この二人がコミ・コンにワクワクしながら向かう冒頭の場面だけでもうしあわせ。…つまりしあわせを感じさせる源泉は二人のまっすぐで深い“愛”なのです(キッパリ)。コミックや映画、SF、映画などに対して抱いている二人の愛は、他人よりも自分のほうがこの愛は優れてるぜ、とか外の連中より知識は上だぜ、とかこれわかんないヤツダメだよな、みたいな“他と比較しての愛”じゃないの

    しあわせ気分『宇宙人ポール』 - うろおぼえ日常
  • アナログ心をくすぐるのです『リアル・スティール』 - うろおぼえ日常

    おもしろかったですよ。脚や設定、とくにボット・ボクシングのルールについては、もうちょっと事務的にでもルール説明やっちゃえばよかったのにとか、少年が拾うロボット、アトムの他のロボットと違う特別さもよくわからない、とか、ラストファイトは燃えるけどシャドー機能使ってるわりに、アトムがチャーリーを全然見てない、とか、気になる箇所はあげればキリがない。でも、そこらの矛盾や齟齬も認めたうえで、シンプルな物語ゆえの強さがあります。とにかく今のCG技術でもって、実在しているとしか思えないほどに映像的に作り込んだロボットを戦わせる!その一点を盛り上げるべく人間ドラマをつくり、しかるべきキャスティングをしていて*1、それは成功していると思う。 しかし2020年の近未来のはずなのに、映画全体になんだか懐かしい空気をまとっているのですよね。ヒュー・ジャックマン演じるチャーリーは元々はボクサーだったけど、人間の肉

    アナログ心をくすぐるのです『リアル・スティール』 - うろおぼえ日常
  • ギレルモ・デル・トロが推す『ロスト・アイズ』を観たよ - うろおぼえ日常

    『ロスト・アイズ』は事前にはまったくのノーチェックだったのですが、劇場でチラシをもらってみたらギレルモ・デル・トロの製作だっていうので、観たくなって足を運んでみました。作品に関する予備知識はほぼない状態でのぞみましたよ。簡単なあらすじはというと… 一人暮らしをしていた双子の姉(最近失明した)が首をくくって自殺してしまった。姉と同じくやがては失明する病に侵された妹はその死に不審を覚え、夫を巻き込んで真実を追うのだが、彼女の周辺にも怪しげな影がちらつきはじめる。そんな中、彼女にも失明の危機が迫っているのであった… つっこみどころは相当多かったです。ラジオの映画評で、この伏線回収されてない、とか物語が矛盾してる、と指摘しているのを聴いて、「あぁなるほどそういわれれば」と思うくらいぼんやりな自分でも、アレ、あの伏線はほったらかし?とか双子だから片割れになにか生じればテレパシー的に感じてしまう古典的

    ギレルモ・デル・トロが推す『ロスト・アイズ』を観たよ - うろおぼえ日常
    m-ism6021
    m-ism6021 2011/11/23
    >舞台立てや小道具、設定にギレルモさん要素