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ブックマーク / blog.miraclelinux.com (10)

  • ユメのチカラ: 勉強会のこと

    ここのブログの読者の皆様にはご存知のこととは思うが、ほそぼそとカーネル読書会という名の宴会、もとい、勉強会みたいなものをやっている。 最近特に思うのだが、東京界隈ではそれこそ毎日のようにあちらこちらで勉強会など開催されている。定期的な開催もあれば不定期な開催もある。カーネル読書会のようなゆるゆるな運営もあれば、きちんとした運営のもと何百人もあつめるカンファレンス形式のものもある。 まあ、感覚的には結構頻繁にいろいろやっているよねと思っていたのだが、下記のIT勉強会カレンダーを見てほしい。 https://www.google.com/calendar/embed?src=fvijvohm91uifvd9hratehf65k%40group.calendar.google.com 当に毎日毎日いろいろな勉強会をやっている。このカレンダーは、はなずきんさん(http://d.hatena.n

  • ユメのチカラ: 若い人に人気のない産業は減衰する

    未来をイメージできない産業に人は集まらない。IT産業は人がすべてである。魅力のない産業は減衰する。 IPAフォーラム2007 【討論会】 「学生から見たIT産業」と「IT産業から見た学生」 ~IT産業は学生からの人気を回復できるか~ http://www.ipa.go.jp/event/ipaforum2007/program/discussion.html#tou-1 参加者がすごい。業界の重鎮。岡晋氏(TIS株式会社 代表取締役社長)、浜口友一氏(社団法人情報サービス産業協会 会長、株式会社NTTデータ 取締役相談役)、藤原武平太氏(IPA 理事長)。 当日、このパネルディスカッションに参加していないので、下記の報道で様子を窺うしかないのであるが、「業界の重鎮もたじたじ」だったそうである。 IT業界不人気の理由は? 現役学生が語るそのネガティブイメージ - @IT http://ww

  • ユメのチカラ: Rubyのまつもとさんの講演をニコニコ動画(RC2)で公開するまで

    予想通りRubyのまつもとさんの講演のニコニコ動画(RC2)での公開は大好評である。うれしい。とってもうれしい。 まつもとゆきひろさんの講演(ニコニコ動画(RC2)で公開) http://blog.miraclelinux.com/yume/2007/10/post_3663.html すぐにブログのネタにしてしまう、わたしもわたしだがせっかくのネタなので惜しまずに公開する。 Asianux Road Showというのは新製品のマーケティングキャンペーン(宣伝活動)なので弊社のマーケが企画運営している。企画会議があって会議室の中で決まる。まあ想定の範囲内である。どこの会社でも似たような(?)ものだと思う。 いつのころかにマーケから相談があって、講演をどうしましょうか、よしおかさん何か一お願いしますよ、という話になった。特別講演についてはスポンサー企業枠以外に技術ネタで誰かにお願いするとい

  • ユメのチカラ: まつもとゆきひろさんの講演(ニコニコ動画(RC2)で公開)

    ユメのチカラ インターネットの時代になって、地球規模の知恵の集積が 可能になった。ソフトウェア開発においてもオープンソースソフトウェアのバザール的開発が注目されている。いまおきているその現実を現場の視点から記していきたい。 吉岡 弘隆 - よしおか ひろたか 日OSS推進フォーラム ステアリングコミッティ委員 OSDL Board of Directorsを歴任 カーネル読書会主宰 2000年6月、ミラクル・リナックスの創業に参加。 95年~98年、米国OracleにてOracle RDBMSの開発をおこなっていた。 98年にNetscapeのソースコード公開(Mozilla)に衝撃をうけ、オープンソースの世界に飛びこみ、ついには会社も立ち上げてしまう。 2008年6月取締役CTOを退任し一プログラマとなった。

  • ユメのチカラ: まつもとゆきひろはなぜプログラミング言語をつくったのだろう

    先日のAsianux Road Show (東京)は大盛況だった。参加いただいた皆さんどうもありがとうございました。(ぺこり) 大阪、福岡もまだまだ会場に余裕がありますので、ふるってご参加ください。 さて、特別講演でRubyのまつもとゆきひろさんにお話をいただいた。この講演に関しては、自分が聞きたい人にお話してもらうというカーネル読書会メソッドとも言うべきもので、まつもとさんには無理を言ってお願いした。(まつもとさんには「よしおかさんの頼みを断れなかったからだ。人脈というのはこのように活用するのね」といわれてしまった(笑)) それはともかく、弊社営業も、すごいということがよくわかりました、と感動していた。しかし技術者(プログラマ)でない人達にまつもとゆきひろの凄みを説明するのはなかなか難しい。 社内反省会(懇親会のあとの飲み会とも言う)で、その営業がわたしに「なんでプログラミング言語なんて

  • ユメのチカラ: プログラマの仕事はプログラムを読むことである

    ソフトウェア開発コストのほとんどは保守のコストだと言われている。各種統計がそれを示しているわけだけど、自分の実感とも合う。 古典的なウォータフォールモデルでは保守というのが意識されないか、あっても一番下流なので、その重要性に対する認識が非常に薄い。 保守という言葉は若干大げさな響きを持つが、プログラムの不具合の修正や、ちょっとした機能変更、機能追加などなど、運用していけば、つまりそのソフトウェアが利用されていれば必ず必要なものである。保守されていないソフトウェアは早晩利用されなくなるか、既に利用されていないかである。 Unixの哲学を持ち出すまでもなく、優れたプログラマはプログラムを書くのではなく、再利用する。いかにしてプログラムを書く機会を減らすか虎視眈々としている。可能な限り再利用して、どうしても書かざるを得ない場合はリサイクルをしちゃったりする。(プログラマにとってのReduce/R

  • ユメのチカラ: プロのプログラマ

    プログラマという職業。プログラムを作って給与を得る。が、定義かと思うけど、オープンソースを趣味で作っていてそれで所得を得ていない人は、じゃあ、プロのプログラマと言えないのか。 日IT産業のしょぼさは、ソフトウェア開発を人月単価でやりとりするところにあるというのが多くの人の指摘するところである。SIベンダーのエライ人が、学生の「大学では何を勉強すればいいですか」という質問に対して、「弊社では教育システムが完備していますから、大丈夫です」というような頓珍漢な答えをする。大学での専門的な勉強を期待しないということは、単に人を頭数で見ていることに他ならない。 「求人、プログラマ、未経験」を試しにぐーぐるしてみるとぞろぞろある。(求人 プログラマ 未経験 の検索結果 約 1,160,000 件中 1 - 10 件目 (0.08 秒) ) 誰でもできることをやっているとしたら、それはもう単価勝負に

    m-ohshita
    m-ohshita 2007/10/05
    7 プロプログラマ求む。ただし当事業部限定
  • ユメのチカラ: フリーソフトウェアの価値観

    80年代に消滅しかけたハッカー倫理を実現するコミュニティは、リチャード・ストールマンの孤軍奮闘ともいうべき活動によって細々とだが生き延びていた。 リチャード・ストールマンはソフトウェアは私有すべきではないという信念のもとFSF (Free Software Foundation)を立ち上げ、GNU (GNU's Not Unix) というUnix互換のOSを作ろうとしていた。エディタ(emacs)、コンパイラ(gcc)、shell script (bash)、デバッガ(gdb) などなど様々なフリーソフトウェアを精力的に開発し、公開していった。 MITAI研究所はLispマシンの商用化によって壊滅的な打撃をうけていた。優秀なハッカーたちは高給で商用Lispマシンベンダに雇用され、ソフトウェアの共有は、知的財産権の名の下に不可能になった。DECがPDP-10のサポート中止した結果、彼らのよ

  • ユメのチカラ: 技術は会社のものではない。みんなのものだ。

    技術は会社のものではない。みんなのものだ。 プロプライエタリな世界に長くいると、上のようなことを言うと、こいつおかしいんじゃないかと思われてしまうが、オープンソースの世界にどっぷりつかっていると、「技術は会社のものではない。みんなのものだ。」というのはおかしくともなんともない。至極普通のことと思う。 企業がオープンソースに関わるとき「技術は会社のものではない。みんなのものだ。」ということを理解できているかどうかというのが成功のポイントになるような気がする。理屈の上では理解していても企業、組織として理解できているかは別の話である。 例えば、オープンソースソフトウェアを共同して改善する場合、そのプロセスそのものを公開できるか。密室で改善するのではなく、公開のメーリングリストなどでオープンに議論しながらパッチを作るとかを、最初っから実践できるか。そもそも開発を公開のメーリングリストでするという発

  • ユメのチカラ: ハッカーのつくりかた

    先日も朝から3人面接し、午後外出の後、夕方1人とじっくり話しこんでしまい、結局ディスカッションは2時間くらいになった。 まあ、ブレストなのか雑談なのかなんなのかよくわからない面接なのであるが、忘れないうちにブログのネタとして書いておく。 彼は弊社一番のカーネルハッカーでバックエンドチームに所属している。カーネルにまつわるどんな問題も魔法のごとく解決する凄腕である。 わたしの下心としては、彼のコピーをどのようにして作るのかというところにある。もちろん人間のコピーなんていうのが簡単にできるわけはない。しかしそれでも彼の1/10くらいのハッカー予備軍ができればおつりがくる。 カーネルの場合、必要とする知識はユーザーランドのアプリケーションより遥かに広範囲である。知識量勝負の部分がある。詳解Linuxカーネル程度の事は常識として理解していないといけない。割り込みの場合、コントローラのレジスタがどう

    m-ohshita
    m-ohshita 2007/01/30
    ハッカーを育てる銀の弾丸はない。(よ)
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