お笑い芸人、又吉直樹さんの受賞が話題を呼ぶ芥川賞。研究の進展が著しい人工知能(AI)でも、そんな小説を生み出せるのではないか。複数の大学グループが挑戦中で、この秋に文学賞に応募する動きもある。 そもそも、どうやって文章を生み出すのか。現状では、人間が何らかのデータを入力してやらないと、AIが全く新たな小説を作り出すことはできない。一般的なのが、人が書いた小説やインターネット上の文章などを利用する方法だ。 人との「共作」、文学賞に応募へ 公立はこだて未来大(北海道函館市)の松原仁(ひとし)教授(人工知能)が代表を務め、名古屋大や法政大などの研究者でつくる合同グループが活用するのが、短編小説「ショートショート」の名手だったSF作家、星新一(1926~97)だ。 文章生成を担当する名古屋大大学院の佐藤理史(さとし)教授(自然言語処理)によると、約1千話ある星作品から、よく使われる単語や文章構成、
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