これまで生物を模倣するロボットは、動力源が電磁モーターか柔らかい人工筋肉かで大別されてきた。電磁モーターは出力や応答性に優れるものの、ギアなどの追加部品によってロボットの構造は複雑になってしまう。一方、人工筋肉を使うロボットは、単純な構造になるが、出力や応答性が低いという問題があった。 そこで研究グループでは、電磁モーターによって、柔らかい体を直接動かすロボットを開発。柔軟なロボットの体は水を受けて変形し、複雑な制御なしで実際の魚のような動きを実現した。また単純な構造により耐久性の向上も期待できる。