値上げの夏。少しでも食費の節約を…と考える人にいま人気なのが“冷凍野菜”です。 食品ロスを減らせるだけでなく、すでに下処理がすんでいて時短にもなると、食材としての地位を確立しつつあります。 実は冷凍野菜のおよそ9割は輸入。取材すると、国産の製品を増やしにくい事情があるようです。 また、「おいしくないのでは?」というイメージがある人も。そんな冷凍野菜を賢く使うヒントを「南極料理人」に教えてもらいました! (首都圏局/ディレクター 関根幸千代) コロナ禍で冷凍食品の需要アップ! 埼玉県の和光市駅前のスーパーを訪ねると…。30メートルにも及ぶ冷凍の平ケース。周囲の空気もひんやりと冷えています。この店は去年、冷凍食品の売り場を3倍以上に拡大しました。 きっかけはコロナ禍。この店をはじめ、スーパーやコンビニを展開する企業では、2019年度までは横ばいだった冷凍食品の売り上げが2020年度以降3割アッ