12月10 有機化学界に押し寄せる萌えの波 先日、「グラフィカルアブストラクト」というエントリで、筆者は”近い将来「萌えGA」が出現するのではないかというのが自分の予想です。”とコメントしました。そしてその日は、案外早くやってきたようです。JOCの新着をチェックしていてコケた人も多いことでしょう。これです。 著者はアメリカとデンマークの先生ですが、ご覧の通り絵のタッチは欧米のものではありません。どう見ても、WabiとSabiに続く第3の日本の精神文化「Moe」を深く修めた者のみに可能な絵柄です。日本でも元素の擬人化本などがヒットしましたが、こちらは何とエンタルピーとエントロピーという、完全に抽象的な概念を擬人化してしまっています。Moeのスピリットは世界を制し、本家日本さえ上回ってしまったのかもしれません。 すでに生物学方面では、荒木飛呂彦氏の描いた絵がCell誌の表紙を飾った実例がありま
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