東海道五十三次を走破し、ゴールした「エボルタ」=22日午後、京都市中京区、小玉重隆撮影 パナソニックの単3形充電池を動力に、東京から京都まで東海道五十三次の走破を目指したロボット「エボルタ」が22日、ゴールの京都・三条大橋に到着した。9月23日に東京の日本橋を出発して2カ月。約500キロを走りきり、小雨の中、関係者らの拍手とガッツポーズで迎えられた。 大八車を身長17センチのエボルタが引っ張る形で、全長約40センチ。繰り返し充電できるニッケル水素電池「充電式エボルタ」を背中に2本、大八車に計10本搭載した。1日1回だけ充電し、先導役のスタッフがエボルタのセンサーに赤外線をあてて誘導した。 実際の走行日数は53日。最も長い距離で箱根―三島間の18.9キロを10時間かけて1日で走破した。高低差のある箱根の峠では負荷が大きすぎて一時的に止まる不具合もあったが、段差のある場所や安全上走行が不