タグ

ブックマーク / number.bunshun.jp (15)

  • 敵に拍手して学んだもの。(木村浩嗣)

    完敗である。 「バルセロナが上だった。勝者にふさわしい」(ルシェンブルゴ監督) 「攻撃でも守備でもプレーでもバルセロナが上。我われは壊れてしまった。(中略)レアル・マドリーに来てから最悪の試合だった」(ミッチェル・サルガド)。 0−3が0−5や0−6でなかったことに感謝すべきだ。レアル・マドリーのチャンスは90分間で2回だけ。バルセロナは9回、そのうちエトー、メッシ、ロナウジーニョはキーパーと1対1になっている。内容にはゴール数以上の差があった。 どんな言い訳も通用しない。 「彼らの方が明らかに上だった。文句をつけようがない」(ジダン)。 「ここ数年で最悪の敗戦だ。言い訳のしようがない」(グティ)。 ロナウド、ジダン、バプティスタ、グティ、エルゲラが負傷あがり、プレーオフに参戦したパブロ・ガルシアが体調不十分だったのは確かだ。が、シャビとプジョルもここ1週間で3試合目だし、デコもケガが癒え

    敵に拍手して学んだもの。(木村浩嗣)
  • 代表でPK失敗、レスターでは控え……。岡崎慎司が飛躍のために歩む苦境。(ミムラユウスケ)

    岡崎慎司の立場が揺らいでいる。 日本代表歴史のなかで岡崎の出場試合数は98で5位タイ、得点数は47で3位につける。29歳で、衰えを指摘される齢ではない。2008年9月に初めて日本代表に選ばれてから、怪我や所属チームの事情以外で、岡崎はメンバーから漏れたことがない。 「たとえハセベであろうとも、パフォーマンスが良くなければ外すぞ」 そのように語るハリルホジッチ監督ならば、代表のユニフォームを身につけ、圧倒的なキャリアを積んできたストライカーをメンバーから外す可能性だってある。 では、岡崎のサッカー人生最大の危機なのだろうか。 そんな扇情的な言葉は似つかわしくない。悲壮感も漂ってはいない。悲壮感が漂わないのは、何も彼のキャラクターゆえでもない。 岡崎のこれまで歩んできた道と、彼の確固たる意志と考えがあるからこそ、今は彼のサッカー人生のターニングポイントにあると断言できる。 カンボジア戦で巻い

    代表でPK失敗、レスターでは控え……。岡崎慎司が飛躍のために歩む苦境。(ミムラユウスケ)
    m2r
    m2r 2015/11/23
  • <黄金世代対談> 稲本潤一×小野伸二「僕ら35歳のサッカー少年。」(細江克弥)

    黄金世代の中心を担い、欧州で、日本代表で活躍した ベテランたちが、J2・札幌の地で新シーズンを迎える。 初めて同じクラブで戦う2人が、サッカー観を語りあった。 3月5日に左ひざ半月板損傷の手術を行なった小野伸二。 天才の1日も早い復帰が待たれる中、873号の特集記事を公開します! 1979年度に生を受けたいわゆる“黄金世代”の存在感は、今も日サッカー界の中心にある。日本代表MFの遠藤保仁はガンバ大阪の司令塔として昨季3冠を達成し、小笠原満男は鹿島アントラーズの象徴的存在として健在ぶりを誇示。同じく鹿島の山雅志もSC相模原の高原直泰も、それぞれの場所でユニフォームを纏い、新たなシーズンを迎えようとしている。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 3901文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は

    <黄金世代対談> 稲本潤一×小野伸二「僕ら35歳のサッカー少年。」(細江克弥)
    m2r
    m2r 2015/03/13
    35かー。
  • モイーズ電撃解任を徹底検証!見えない未来とファーガソンの影。(田邊雅之)

    「選手たちは自分自身を恥じるべきだ」(ロイ・キーン)、「監督業には必ず2年の期間が与えられるべきだ」(ガリー・ネビル)。クラブのOBたちも一様に今回の早期解任には戸惑いを示している。 「いよいよ『審判の日』が来たかもしれないぜ。携帯の電源だけは入れておきな」 4月21日、月曜日夕方。知り合いのイギリス人ジャーナリストから、突然SMSが届き始めた。程なくして、新聞各社がウェッブサイトで臨時ニュースを流し始める。マンチェスター・ユナイテッドはプレミアの35節で、エバートンに0-2で完敗。来シーズン、CLに出場する可能性が消滅したことを受け、クラブの役員会がデイビッド・モイーズ監督の解任を討議し始めたというのが、速報の内容だった。 それから一夜明けた現地時間の朝8時30分。ユナイテッドの公式サイトはついに正式発表を行なう。 「マンチェスター・ユナイテッドは、デイビッド・モイーズがクラブを退団した

    モイーズ電撃解任を徹底検証!見えない未来とファーガソンの影。(田邊雅之)
    m2r
    m2r 2014/04/23
  • 「サイドに開いた選手は捨てろ」!?風間八宏監督が唱える守備の新常識。(木崎伸也)

    今季はリーグ戦に加え、ACLも戦うことになった川崎フロンターレ・風間八宏監督。同組には増田誓志の所属する蔚山現代、小野伸二のいるウェスタン・シドニー・ワンダラーズなど強豪が揃う。 以前からひとつ気になっていた「戦術の常識」がある。 攻撃の際「サイドアタッカーがワイドに張り出して、相手のDFラインを横に広げる」というセオリーだ。 一般的に、相手が守備を整えた“待ち伏せ状態”になると、簡単には崩せなくなる。それを打開するために利用されるのが、上述のやり方だ。攻撃側のサイドアタッカーが外に張り出した位置にポジションを取ると、相手のサイドバックの注意を引きつけられる。すると相手のDFラインは横方向に引き延ばされ、守備ブロックの隙間が広がり、そこに入り込む余地が生まれる……という考え方だ。 日本代表のザッケローニ監督は、この理論の実践者である。 サイドハーフの香川真司と岡崎慎司に対して、攻撃のスター

    「サイドに開いた選手は捨てろ」!?風間八宏監督が唱える守備の新常識。(木崎伸也)
    m2r
    m2r 2014/02/17
  • ラシンが何故2年連続降格で3部へ?とある世界的詐欺師の“アリ地獄”。(工藤拓)

    2011年1月、ホームスタジアムでファンの歓声に応えるオーナー就任直後のアリ氏。このときには現在のような事態は想定する者はいなかった。 一発勝負のトーナメント方式で行なわれていた時代と比べ、4回戦から準決勝までがホーム&アウェーの2試合で行われるようになった現行のコパデルレイ(国王杯)では、2部や3部クラブがジャイアントキリングを起こすことは難しくなった。 それでも'09-'10シーズンに2試合合計4-1でレアル・マドリーを破ったアルコルコン(当時3部)、'11-'12シーズンにビジャレアルやエスパニョールを破って準決勝まで勝ち進んだミランデス(当時3部)など、数年に1度ながら痛快な躍進を遂げるチームが出てくるのがコパの面白いところだ。 はたして今季も1部のセビージャ、アルメリアを立て続けに撃破し、準々決勝進出を果たした3部クラブがある。スペイン北部カンタブリア州を代表するクラブ、ラシン・

    ラシンが何故2年連続降格で3部へ?とある世界的詐欺師の“アリ地獄”。(工藤拓)
    m2r
    m2r 2014/01/31
  • さよなら、2.4リッターV8エンジン。2014年からF1は新ターボ時代へ。(尾張正博)

    F1特有の、曇りない純粋なエンジン音は一度聞いたら忘れられない。来年からは、新たな音がサーキットに響き渡ることだろう。 F1の魅力のひとつにエキゾーストノート(マフラーから聞こえるエンジン排気音)がある。初めてサーキットでF1を観戦した人が「エンジンの音に、とにかく驚いた」と語るのを何度も聞いたことがある。それが一部のマニアックなファンの声でないことは、1980~'90年代にはエンジン音を録音したテープやCDがお土産としてサーキットで売られていたことでもわかる。そのエキゾーストノートが、いま変わろうとしている。しかし、F1のエンジン音が変わるのはこれが初めてではない。 2013年までF1マシンの内燃機関として、サーキットで轟いていたエキゾーストノートは2.4リッター自然吸気のV型8気筒エンジンである。このエンジンがF1に登場したのはいまから7年前の'06年だった。その前年までは排気量が3リ

    さよなら、2.4リッターV8エンジン。2014年からF1は新ターボ時代へ。(尾張正博)
    m2r
    m2r 2013/12/18
  • CKからは28回に1点しか生まれない!バルサファン考案の大胆なCK対策。(豊福晋)

    とあるスポーツ新聞の読者投稿欄に、気になる投書をみつけた。 投稿のタイトルにはこうある。 『数的考察にみるバルサのCKにおける選手配置』 書いたのはバルセロナから80キロほど北上した山中の小さな町、マンレウに住むジョセップさんである。 セットプレー対策、特にCK対策はバルサの長年の悩みである。新監督のマルティーノは、それまでのゾーンにマンマークをミックスさせる守備方法に変更したが、CKの失点は減らず解決には至っていない。 ジョセップさんはいても立ってもいられなくなり、熟考を重ねたのだろう。 投書の書き出しはこうなっている。 「昨今バルサが苦しめられているコーナーキック、その守備的脆弱性を分析するにあたり、数的観点から選手の動き、配置を行なうことでこれを解決できるのではあるまいかと考えております」 タイトルも仰々しいけれど、内容もとても丁寧な文体で書かれてある。きっと真面目な人なのだろう。

    CKからは28回に1点しか生まれない!バルサファン考案の大胆なCK対策。(豊福晋)
    m2r
    m2r 2013/10/26
  • 地味だが常連、そしてキーマン?高橋秀人、ザックジャパンでの重要性。(細江克弥)

    遠藤保仁と長谷部誠でほぼ固定されているボランチで、出場機会を与えられ続けていることには、バックアッパーとしてのテスト以上の意味がある。 記者席から試合を観ていて“好きなタイプの選手”を見つけると、いつまでもその選手を目で追い続けてしまうクセがある。 その対象はプレーヤーだった頃の自身のポジションにリンクすることが多く、自分の場合は特に、センターバックやボランチの選手に目が行きやすい。柏レイソルの近藤直也、横浜FMの栗原勇蔵、サンフレッチェ広島の青山敏弘、鹿島アントラーズの柴崎岳、ジェフ千葉の佐藤勇人、ファジアーノ岡山の仙石廉などがその例だが、そう言えばちょうど1年前、初めて見たFC東京の高橋秀人に目を奪われたことを今さらふと思い出した。 2012年3月3日、前年のJリーグ王者である柏レイソルと天皇杯王者のFC東京によるゼロックス・スーパーカップ。柏のMF大谷秀和を中心に試合を観ていた自分の

    地味だが常連、そしてキーマン?高橋秀人、ザックジャパンでの重要性。(細江克弥)
    m2r
    m2r 2013/03/16
  • <W杯前年の戦い方> 日本代表強化プラン。~原博実、山本昌邦、玉田圭司、阿部勇樹の証言~(戸塚啓)

    大会まで残された時間は18カ月。予選・コンフェデ・親善試合を経て W杯で最高の結果を手に入れるために、日はこれから何をすべきなのか。 過去3大会を経験した選手とコーチ、 現強化責任者が語る番へのロードマップ。 重要な1年が、もうすぐ幕を開ける。 国際AマッチのカレンダーはFIFAによって定められ、2013年は15試合が組まれている。W杯予選もすべてAマッチデイに開催されるが、日の予選突破は目前だ。早ければ来年3月にも、出場権を獲得できる。 国際大会の参加も、すでに決まっている。6月開催のコンフェデレーションズカップだ。12月初旬の組み合わせ抽選では、ブラジル、イタリア、メキシコと同組になった。サッカー協会の原博実技術委員長は声を弾ませる。 「コンフェデ杯ではできるだけ強い国とやりたかったので、最高の組み合わせになった。楽しみですよ。3月26日のヨルダン戦で最終予選突破を決めれば、6

    <W杯前年の戦い方> 日本代表強化プラン。~原博実、山本昌邦、玉田圭司、阿部勇樹の証言~(戸塚啓)
    m2r
    m2r 2012/12/27
  • 大迫勇也と柴崎岳が描く成長曲線。鹿島が誇る逸材が代表に君臨する日。 (細江克弥)

    22歳の大迫(写真左)と20歳の柴崎。2人とも、ほぼ全試合に近い出場でシーズンを通して活躍。2連覇となったナビスコ杯では、昨年は大迫が、今年は柴崎がMVPを獲得した。 J1最終節の鹿島アントラーズvs.柏レイソル、試合後の記者会見で鹿島の指揮官ジョルジーニョ監督は、サポーターへの感謝、そして志半ばでチームを去らなければならない無念さを、寂しげな表情で何度も口にした。しかしその途中、この日2得点を記録した大迫勇也についての意見を求められると、彼は表情を変えてこう断言した。 「まず、皆さんがもっと強調してもいいと思うのは、彼が将来、日本代表のセンターFWになるということ。それは間違いないことです」 その理由をいくつか連ねた後で、こう続ける。 「今のアントラーズには、おそらく2人、(将来的に)日本代表に君臨する選手がいます」 2人とはもちろん、大迫勇也と柴崎岳である。 ジョルジーニョがメディアに

    大迫勇也と柴崎岳が描く成長曲線。鹿島が誇る逸材が代表に君臨する日。 (細江克弥)
    m2r
    m2r 2012/12/08
  • もはやサッカーマイナー国ではない!プレミアを席巻するベルギーブーム。(山中忍)

    今夏、チェルシーに4000万ユーロで加入したアザール。リーグ序盤の勢いは影を潜めているものの、12節終了時点で、全試合に出場し、3得点5アシストを挙げ、ベルギーブームの象徴的存在となっている。 11月前半のプレミアリーグでは、マンチェスター・ユナイテッドが首位に浮上した。10日のアストン・ビラ戦では、0対2から逆転。勝利の立役者は、チームの全3得点に絡んだハビエル・エルナンデスだった。 しかし、アストン・ビラにも、マンUの「スーパーサブ」に勝るとも劣らぬインパクトを見せた選手がいる。1トップで先発し、2得点に絡んだクリスティアン・ベンテケだ。相手CBを軽く弾き飛ばしての、先制点アシスト。追加点につながった、クレバーな股下スルー。力と技を披露したベンテケは、両軍先発メンバーの中で最高の出来を示し、観衆は改めて、「ベルギー人勢力ここにあり」と思い知らされた。 今季のプレミアリーグは、異例の“ベ

    もはやサッカーマイナー国ではない!プレミアを席巻するベルギーブーム。(山中忍)
    m2r
    m2r 2012/11/23
  • “香川の本音”と“ゼロトップ”の真相。日本代表欧州遠征、密着レポート。(ミムラユウスケ)

    ブラジル戦、ハーフタイムにザッケローニ監督から出た指示について「もっと前に出て行けと監督に言われた。怖がらず、こういう相手と(試合が)できるのは素晴らしい経験なんだ、と言われましたね」と試合後にコメントした香川香川真司はマンツーマンが嫌いだ。 記者と選手が交わるのを許されるエリア、MIXゾーン。多くの記者に囲まれる選手、あるいは端の方で声を潜めながら話す選手。さまざまな光景が広がる。 もちろん、記者と選手が一対一で話をする姿もある。マンツーマンだ。ある記者は言う。 「質問する者とそれに答える者、それ以外の人の目があると、回答者たる選手は音を語らない。取材の基は一対一で話すことだ」 たぶん、それは真理だろう。 香川は大勢の記者の前で話をするのは厭わないが、個別に呼び止められて話すのは好まない。そういうスタイルの選手が香川だけではないのもまた、一つの真実だ。 「ただ、もっと……もっと、

    “香川の本音”と“ゼロトップ”の真相。日本代表欧州遠征、密着レポート。(ミムラユウスケ)
    m2r
    m2r 2012/10/21
  • <五輪ベスト4とプレミア移籍を語る> 吉田麻也 「人生で一番濃い夏が俺を変えた」(木崎伸也)

    時に激しく仲間たちを叱咤し、時におどけて見せる。 新たなキャプテン像を体現した日守備陣の要は、 若者たちを戦う集団に変え、世界のベスト4に導いた。 その存在感で実現した、憧れのプレミアリーグ移籍。 新生吉田麻也、人生で最も濃密な夏を語る――。 この何気ない一言が、チームの危機を象徴していた。 ロンドン五輪開幕の約1週間前に行なわれたベラルーシとのテストマッチ後のことだ。オーバーエイジとして初先発した吉田麻也に、関塚隆監督がこう声をかけた。 「こんなチームだけど大丈夫?」 吉田は笑顔でうなずいたものの、とても「大丈夫です」とは口にできなかった。試合は1対0で勝利したが、チームとして組織的な動きをほとんど見せられなかったからだ。 実は吉田は、日出発前に行なわれたニュージーランド戦をスタンドから観戦したとき、すでに重大な問題点に気がついていた。 吉田はそのときの緊張を思い出すかのように重苦し

    <五輪ベスト4とプレミア移籍を語る> 吉田麻也 「人生で一番濃い夏が俺を変えた」(木崎伸也)
    m2r
    m2r 2012/10/04
  • Jリーグから透けて見えた、 中澤・闘莉王コンビの課題。[Jリーグ観察記] - Jリーグコラム - Number Web - ナンバー

    サッカーにおいてアンタッチャブルな存在を作ってはいけない。あらためて、強くそう感じた。 Jリーグ第28節、川崎対横浜戦。 この日、個人的に最も楽しみにしていたのは、北朝鮮代表FWのチョン・テセと、日本代表DFの中澤佑二のマッチアップだ。180cmを越える重量級の2人がゴール前でどんな攻防を見せるのか。まるでヨーロッパのリーグを見ているような迫力を味わえるに違いない、と。 しかし残念ながら、この日に限っては、両者のぶつかり合いは見所にはなり得なかった。勝負があまりにも一方的だったからだ。中澤が抜かれた場合にカバーする味方が必要だ。 前半9分、チョン・テセが中澤を一瞬の体の切れで置き去りにする。前半23分、チョン・テセがぐいっと体を入れながら加速してシュート。後半ロスタイムにはサイドライン際で再びチョン・テセが中澤をかわした。 9月の欧州遠征のガーナ戦において、中澤はロングボー

    m2r
    m2r 2009/10/15
    なるほど。一理あるな
  • 1