2009年度のスマートフォン(多機能携帯電話)の国内出荷台数が、前年度の2倍超の234万台となったことが、民間調査会社MM総研のまとめでわかった。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」が7割以上を占める一人勝ちの状態で、引き続きスマートフォン市場の先導役となっている。 MM総研は昨年4月の段階で、09年度のスマートフォンの出荷台数を約140万台と見込んでいたが、予想を約100万台上回った。10年度は300万台と予想。米グーグルなどの携帯電話向け基本ソフト(OS)を搭載した新機種が増え、アイフォーンとの競争が激化すると見込む。 一方、従来型を含めた携帯電話全体では、09年度の国内出荷台数が4%減の3444万台と、2年連続の前年割れとなった。メーカー別のシェアは、シャープが26.2%で5年連続の首位。2位パナソニック(シェア15.1%)、3位富士通(同15.0%)、4位NEC(同10