鶏のとさかはとてもおいしいという話をきいた。 フランス料理にはよく用いられ「そのおいしさは感動的」らしい。 本当なのだろうか。食べてみたい。 (ほそいあや) とさかの歴史は16世紀から いきなりですが、ここで「世界寄食大全」という著書の引用をさせてください。 今の豪華なフランス料理の基礎が築かれたのは16世紀だと言われている。そのきっかけはイタリアのメディチ家のお姫様カトリーヌがフランスの公爵に嫁入りした事だった。それまでのフランス料理は手づかみで丸焼きの肉にむしゃぶりつく粗野なスタイルだったが、彼女がイタリアからお気に入りの料理人やデザート、食器類、テーブルマナーなどすべてを持ち込んだ事でフレンチに革命がおきた。 そんなカトリーヌがこよなく愛したのが「鶏のとさかのパテ」だった、というのだ。