こんにちは、平田です。 今回は、プロジェクトの初期段階で有用な質問について、「要求仕様の探検学」(*1)という本に書かれていることを紹介したいと思います。 この「要求仕様の探検学」という本は、「ライト、ついてますか」や「コンサルタントの秘密」などで有名なワインバーグさんの著作で、日本語版が出版されたのは20年近く前になるものです。装丁が古いし、翻訳もそれほど易しくはないですが、今でも要件定義に関わる人に刺激を与えてくれる本だと思います。 今日はこの本の中で触れられている「文脈自由な質問」という質問、その中でも特に「メタ質問」について紹介します。これまでの記事の中でも、「何かを仮定していないかを疑う」(*2)や「自分の質問にも理由を明示しよう」(*3)など、記事の中で有用と思われる質問の手法を紹介してきましたが、それらを考えるもとになった質問のやり方です。 「私の質問は的を得ていますか?」