社団法人同盟通信社(どうめいつうしんしゃ)は、かつて日本に存在した通信社である。略称は同盟[注釈 2]。公益を目的とする社団法人として設立を認可され、1936年(昭和11年)1月より発足。法人の構成員(社員)である加盟新聞社は社費を負担した。これが同盟収入の中心だったが、政府から助成金も受けていた。 新聞社へ記事や写真を配信する通信社としての活動以外にニュース映画も製作したほか、対外的には日本領と日本軍占領地で新聞を発行し、日本に関するニュースと日本政府の主張を4か国語で毎日、短波無線で発信した。また連合国側の通信社電(電報)やラジオニュースなどの傍受を担当し、東京中央放送局の海外放送(ラジオ・トウキョウ)ニュース記事も作成した。 敗戦後、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)から海外向け外国語放送の業務停止命令を受けたことなどから、1945年(昭和20年)10月31日に解散した。通信社とし
