大阪(伊丹)空港で航空機が滑走路に誤って進入するトラブルが多発している問題で、国土交通省が新たな対策を決めた。滑走路手前の路面に黄色で大きく「STOP」と塗装し、夜間用の警戒灯を昼間も点灯、管制用語も一部改める。月内にも運用を始める。 伊丹には滑走路が2本並び、ジェット機中心のB滑走路を使うためにはプロペラ機中心のA滑走路を横切らなければならない。その際、管制指示を聞き逃して許可なく滑走路を横切ろうとしてしまうケースが頻発している。今年7月にもジャルエクスプレス機が、管制官の指示に反してA滑走路を横断し、着陸予定機と衝突しかねない危険を招いた。 そこで、誘導路から滑走路に入る手前(計15カ所)に、黄色で大きく「STOP」と表示する。各地の空港では、誤進入に注意を促すための赤色の路面標識を整備しているが、伊丹では赤と黄色の2種類の標識を示すことになる。 また、滑走路手前の誘導路脇で、夜