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ブックマーク / mahounofuefuki.hatenadiary.org (2)

  • 上杉聰『天皇制と部落差別 権力と穢れ』(解放出版社、2008年) - mahounofuefukiのメモ

    天皇制と部落差別 権力と穢れ 作者: 上杉聰出版社/メーカー: 解放出版社発売日: 2008/06/18メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (2件) を見る 旧「三一新書」の同名の書の新版。一応論文集だが語り口が平易で、この20年余りの部落史研究の変動をわかりやすく提示している。要点を私なりにまとめると、1)被差別部落の起源は、かつて言われたような近世幕藩体制による被差別身分の設定にあるのではなく、中世初頭まで遡ること、2)部落差別の特色は、奴隷支配のような「社会内」における支配・所有に基づく差別ではなく、「社会外」への排除による差別であること、3)部落差別は時代によって異なる諸相を示してはいるが、決して時代間で断絶してはおらず、常に天皇制と密接に関係していること、というところである。 特に第2の点は部落に限らず、あらゆる差別を考える上で

    上杉聰『天皇制と部落差別 権力と穢れ』(解放出版社、2008年) - mahounofuefukiのメモ
    m_yanagisawa
    m_yanagisawa 2009/01/22
    「光あるところに影がある」by白土三平
  • マイケル・ジーレンジガー『ひきこもりの国 なぜ日本は「失われた世代」を生んだのか』(河野純治訳、光文社、2007年) - mahounofuefukiのメモ

    ひきこもりの国 作者: マイケル・ジーレンジガー,河野純治出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/03/23メディア: 単行購入: 2人 クリック: 27回この商品を含むブログ (19件) を見る アメリカ人ジャーナリストによる「ひきこもり」を軸とした現代日社会論。「ひきこもり」の当事者との誠実な対話と、何人もの専門家への丹念な取材を通して、「ひきこもり」の実相をきちんと把握している。専門家では斎藤環や山田昌弘のような日でもおなじみの人々が登場する。しかし、いくら丁寧な取材を行い、たくさんの事実をつかんでも、著者の偏光レンズの色眼鏡がすべてを台無しにしている。 ジーレンジガーは「ひきこもり」を閉塞した日社会に対する消極的な異議申し立てと捉える。それは間違っていない。非寛容で同調圧力が強く異論を許さない日社会の実情は私も痛感している。問題はこうした閉塞の原因を、彼はまるで一昔

    マイケル・ジーレンジガー『ひきこもりの国 なぜ日本は「失われた世代」を生んだのか』(河野純治訳、光文社、2007年) - mahounofuefukiのメモ
    m_yanagisawa
    m_yanagisawa 2008/08/12
    「このエリート特派員の無自覚さにはあきれてものも言えない」
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