大手牛丼チェーン、「吉野家」で22年にわたって経営を率いてきた安部修仁社長がことし8月付けで社長を退任し、経営の第一線から退くことになりました。 発表によりますと「吉野家」の安部修仁社長は、ことし8月31日付けで社長を退任し、持ち株会社、「吉野家ホールディングス」でも会長には残るものの、取締役から外れ、経営の第一線から退くことになりました。 安部氏は現在、64歳。 吉野家のアルバイトを経て入社し、たたき上げとして平成4年に社長に就任しました。 社長になってからは、うどんチェーンの「はなまる」や、ステーキチェーンなどの外食企業を次々と買収し、会社の成長を図りました。しかし、11年前のBSEによるアメリカ産牛肉の輸入禁止の影響で、牛丼の販売休止に追い込まれたことをきっかけに経営の悪化が続き、その後も、ほかのチェーンとの低価格競争の影響で業績の不振が続いていました。 「吉野家」の後任の社長には持