博士前期課程1年生の4月、大手IT関連会社から内々定は得ていたものの、なんとなく「自分は本当は大手より、小回りの利くベンチャーなどのほうが合っているのではないか」と悶々としていた浅野さん。そこへ、以前からユーザーとして面白い会社だと思っていた、はてなのインターンシップ情報をはてなスタッフのブログから知る。 「悶々としていた気持ちが晴れるかもしれないと、すぐに応募しました」 前半2週間は技術的な研修、後半2週間は各チームに配属され、実際に世に出るサービスの機能を作るという約1カ月のプログラムだ。 「前半の技術研修では、はてなの既存システムに新機能を付けたり、新しいシステムを作ることができる知識を0から教えてもらえるというもの。オリジナルテキストに沿って、はてなの社員の方にする研修と同じものを教えていただけたので、びっくりしました」 しかし、驚いている暇はないくらい、技術研修は甘くなかった。