仙台−山形、新潟行き 長距離バス運行を再開 仙台市内では14日朝、長距離バスの乗り場でも列ができた。仙台―山形間は13日、仙台―新潟間は14日に運行を始めた。宮城から県外に向かう唯一の公共交通機関で、出張や旅行中に地震で足止めされた人や、実家などに一時身を寄せる人たちの利用とみられる。 仙台―山形間は、JR仙台駅前から午前8時すぎに始発が出発した。駅前の青葉通沿いにある乗り場では午前9時ごろ、300人以上の列ができた。宮城県庁前の乗り場でも同じ頃、600人以上が並んだ。 仙台への出張中に被災した八戸市の会社員鈴木克弥さん(46)は「避難所や同僚宅で3日間過ごした。秋田、弘前を通って帰る。家族と連絡は取れているが、心配なので早く戻りたい」と話した。 仙台―山形間は、宮城交通と山交バスの共同運行で、14日は夜まで計17便を運行する予定。バスの調整がつけば、複数台を同時に出発させる。 仙