「日常生活の中で感染するリスクが高まっている」。新型コロナウイルスの都内の新規感染者数が初めて600人台となった10日、東京都のモニタリング会議では専門家から強い懸念が表明された。感染状況の警戒度を最高レベル、医療提供体制の警戒度は上から2番目に維持。会議後、小池百合子知事は神奈川、埼玉、千葉との1都3県で具体的な感染対策を呼びかける共同メッセージを紹介して、協力を求めた。 モニタリング会議では都外居住者の唾液の郵送検査による感染判明分を除外して感染状況を分析。会議で示された9日時点の7日間平均の新規感染者数は約425人で、前回(2日時点)の約443人を下回った。ただ、高齢者施設や医療機関などで小規模のクラスター(感染者集団)が相次いでいるとしており、「院内感染が拡大すると、当該機関の医療提供体制が低下するだけでなく、都内の医療機能や連携システムに影響が生じる」との危機感が示された。 1~
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